こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。
この記事は次のような人にオススメです
- サクソバンク証券の外国株式オプション口座の確定申告に関心がある人
この記事の目的
サクソバンク証券の外国株式オプション口座の確定申告について紹介します。
今回のサクソバンク証券の情報では、特に外国株式オプションにおける株式の取得原価について正式な案内が記載されています。
外国株式オプションの譲渡所得の計算方法(サクソバンク証券の公式情報)
以下は2022年2月にサクソバンク証券からリリースされた確定申告に関する情報です。
この中で確定申告の手引き(個人投資家向け)というPDFで外国株式オプション関連の課税に関して詳しい説明があります。
私の知る限り、昨年はこうした案内は出ていなかったと思います。
今回のリリースではオプション取引と株式の取得原価について以下の記述があります。
(P13)オプション取引履歴のプレミアムの受払が先物取引の雑所得となりますが、買い手の権利行使や売り手の義務履行に係る上場株式の入庫出庫が発生したオプション取引購入時のプレミアムは、上場株式の取得費用または収入金額に算入されます。
譲渡所得についてはP15で以下のように説明されています。
カバード・コール(CCW)、キャッシュ・セキュアード・プット(CSPW)などのオプション売り取引について私の理解を超訳すると以下のとおりです。
このように義務の履行で株式の買い入れと売却が発生した場合の計算はオプション取引で発生したお金も考慮する必要があるということですね。
ドキュメントではコール/プット、売り/買いの4つのケースごとに例が示されて説明されていますのでご参照いただくとして、ここではプット売り、コール売りの説明だけ抜粋して紹介します。
プット売り(CSPW)
コール売り(CCW)
なお譲渡所得の計算ではオプション委託手数料はプット売りのときだけで、コール売りでは含めないという違いがあるようですが、理由がわからないので調査中です。
【補足】以前の情報について
私は2021年の時点でこうしたオプションプレミアムを考慮した譲渡所得の計算についてサクソバンク証券のサポートに確認していて、
当時は「一般の株式売買と同じ処理で構わない」といった回答だったのですが、今回は公式情報として正式な課税処理がアナウンスされています。
まとめ
サクソバンク証券の外国株式オプション口座の確定申告について紹介しました。
国内証券による外国株式オプションはまだ始まったばかりなので、なかなか正確な情報が得られない状態かもしれませんが、今回のサクソバンク証券の案内により理解が進んだと思います。