バーティカル・スプレッドとインデックス投資【米国株オプション】

米国株オプション
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こんにちは、そーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

  • 米国株オプション取引におけるバーティカル・スプレッド戦略を紹介します。
  • バーティカル・スプレッドの4つの組み合わせの特徴とインデックス投資に関連するアイデアを紹介します。

 

そーたろー
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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

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この記事は次のような人にオススメです

  • 米国株オプションに関心がある方
  • インデックス投資とオプション取引の組み合わせに関心がある方

 

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この記事の目的

オプション取引戦略のひとつバーティカル・スプレッドを紹介します。

バーティカル・スプレッド戦略はオプション取引戦略のなかでは比較的シンプルな部類だと思います。

しかしコールどうしの売りと買い、またはプットどうしの売りと買いで全部で4つの組み合わせが存在するため、それぞれの特徴と目的を押さえて使い分ける必要があります。

今回はバーティカル・スプレッド戦略を理解するための個人的なメモとインデックス投資に関連するアイデアを紹介します。

キャッシュ・セキュアード・プット、カバード・コールなど米国株オプションに関心がある方は以下もどうぞ。

米国株オプションの活用方法・解説記事・実践記録集
「米国株オプション」の記事一覧です。

 

バーティカル・スプレッドとは?

バーティカル・スプレッドの意味

まずは言葉の説明から。

  • バーティカル(vertical):垂直の意味
  • スプレッド(spread):広げるの意味

垂直方向に広がっていることを意味しています。

何が垂直に広がっているのかは以下のような表で考えます。

権利行使価格
満期
3月4月5月
100
105
110
115

同じ権利行使日で異なる権利行使価格のコールどうし、またはプットどうしの組み合わせの関係性が垂直方向だからバーティカル・スプレッドというわけですね。

権利行使価格
満期
3月4月5月
100
105
110
115

同様に異なる権利行使日で同じ権利行使価格の組み合わせの関係性が水平方向になる戦略をホリゾンタル(horizontal)・スプレッド、またはカレンダー・スプレッドといいます。

権利行使価格
満期
3月4月5月
100
105
110
115

さらに権利行使日も権利行使価格も異なる組み合わせは対角線なのでダイアゴナル(diagonal)・スプレッドです。

このようにいろいろな「差」を利用した取引のことをスプレッド取引と言います。

オプション戦略の使い分けについては以下もどうぞ。

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デビット・スプレッドとクレジット・スプレッド

スプレッド取引では複数のオプションを組み合わせた時のプレミアムが、差し引きで支払いなのか受け取りなのかで以下のように分類します。

  • 受け取り → オプション売りの戦略
    • クレジット・スプレッド
      • バックスプレッド
  • 支払い → オプション買いの戦略
    • デビット・スプレッド
      • レシオスプレッド

クレジット・スプレッドとデビット・スプレッドでは売り買いのポジションは同枚数ですが、バックスプレッドとレシオスプレッドはそれぞれ遠くのポジションを近くのポジションより多くする戦略です。

スプレッド取引で複数のオプションを組み合わせたときに、全体では自分が買い手なのか売り手なのかを認識する必要があります。

このことはさまざまなオプション戦略を理解する前提になる部分なので大切です。

以前、以下の記事で取り上げた日本取引所グループ(JPX)の懇談会資料で、海外の個人投資家のオプション取引状況に関する調査があります。

楽天証券2020決算説明から勝手に米国株オプションを妄想【ネタ】
楽天証券の2020年12月期決算説明資料を見て勝手に米国株オプションの取り扱いを妄想したネタ記事です。 楽天証券の業績に関心がある人 ネット証券で米国株オプションの取り扱いを期...

その中で米国のネット証券が顧客のレベルアップとしてカバード・コール、キャッシュ・セキュアード・プットの次の段階にスプレッド取引を位置づけています。

私も含め、オプション取引の入門者はこの辺りを押さえるとよさそうですね。

 

バーティカル・スプレッドの種類

バーティカル・スプレッドはコールどうしの売りと買い、またはプットどうしの売りと買いを組み合わせる戦略です。

同じ権利行使日で異なる権利行使価格のコールどうし、またはプットどうしの組み合わせには以下の4つがあります。

方向ポジションATMに近いATMから遠いプレミアム
ブル
コール買い売りデビット
プット売り買いクレジット
ベア
コール売り買いクレジット
プット買い売りデビット

表はそれぞれコールとプットを使ってどのようにポジションを作るのか、またプレミアムがどうなるのかを表していて以下のような考え方をします。

  • プレミアムによる分類
    • デビット(支払い) → デビット・スプレッド
    • クレジット(受け取り) → クレジット・スプレッド
  • 相場予想
    • 上がると思う → ブルを選択
    • 下がると思う → ベアを選択
  • トレンド予想
    • 強いと思う → デビット・スプレッドを選択
    • 弱いと思う → クレジット・スプレッドを選択

4つの組み合わせの用途はこんな感じです。

つまり相場予想とトレンド予想によってデビット・スプレッドなのかクレジット・スプレッドなのかを使い分けるイメージです。

がしかし基本的にはこうした使い分けで考えるものの、注意点などもあるので以降で紹介します。

 

バーティカル・スプレッドの使い分け

以降ではPFE(ファイザー)を例に4つの戦略別に説明します。

デビット・スプレッド

プレミアムがデビットのブル・コール・スプレッドとベア・プット・スプレッドは、権利行使価格が近い方のオプションを買い、遠い方を売る取引で、プレミアムは差し引きでマイナスです。

ブル・コール・スプレッドの例

ブルのデビットなので株価が比較的大きく上昇すると予想するときにコール買いを目論む戦略です。

  • 株価:PFE35USD
  • 権利行使価格(プレミアムの例)
    • コール買い:36USD(ー0.38USD)
    • コール売り:38USD(0.14USD)
    • プレミアム合計:ー0.24USD=ー0.38+0.14
コール買いによる買う権利が手前側にあるので満期時に株価がいくらであってもコール売りによる売る義務に対するヘッジが機能する
ベア・プット・スプレッドの例

ベアのデビットなので株価が比較的強大きく下落すると予想するときにプット買いを目論む戦略です。

  • 株価:PFE35USD
  • 権利行使価格(プレミアムの例)
    • プット買い:34USD(ー0.61USD)
    • プット売り:32USD(0.17USD)
    • プレミアム合計:ー0.44USD=ー0.61+0.17
プット買いによる売る権利が手前側にあるので満期時に株価がいくらであってもプット売りによる買う義務に対するヘッジが機能する
デビット・スプレッドの2つについてはプレミアムを安く抑えられ、リスクも限定された戦略と言えそうです。

 

クレジット・スプレッド

プレミアムがクレジットのブル・プット・スプレッドとベア・コール・スプレッドは、権利行使価格が近い方のオプションを売り、遠い方を買う取引で、プレミアムは差し引きでプラスです。

ブル・プット・スプレッドの例

ブルのクレジットなので株価が比較的小さく上昇すると予想するときにプット売りを目論む戦略です。

  • 株価:PFE35USD
  • 権利行使価格(プレミアムの例)
    • プット売り:34USD(0.61USD)
    • プット買い:32USD(ー0.17USD)
    • プレミアム合計:0.44USD=0.61ー0.17
  • 両方OTMの場合 → 権利消滅
  • 両方ITMの場合 → プット売りによる株式買い取りに対してプット買いによるヘッジが部分的に機能する
プット売りだけがITMの場合 → プット買いは権利消滅しヘッジなし(ネイキッド売り)
ベア・コール・スプレッドの例

ベアのクレジットなので株価が比較的小さく下落すると予想するときにコール売りを目論む戦略です。

  • 株価:PFE35USD
  • 権利行使価格(プレミアムの例)
    • コール売り:36USD(0.38USD)
    • コール買い:38USD(ー0.14USD)
    • プレミアム合計:0.24USD=0.38ー0.14
  • 両方OTMの場合 → 権利消滅
  • 両方ITMの場合 → コール売りによる株式売却に対してコール買いによるヘッジが部分的に機能する
コール売りだけがITMの場合 →コール買いは権利消滅しヘッジなし(ネイキッド売り)

クレジット・スプレッドの2つは、権利行使価格が近い方だけITMになって権利行使されるとネイキッド売りとなって戦略が破綻する点に注意が必要です。

これはキャッシュ・セキュアード・プット、カバード・コールの延長で考えると見落としがちなリスクで、レバレッジが掛かっているとより危険です。

説明のために4つの組み合わせの満期時の状態をまとめたのが以下の表です。

戦略
満期時の価格
両方OTM手前だけITM両方ITM
ブル・コール両方消滅買いは権利発生、売りは義務消滅買いは権利、売りは義務が発生
ブル・プット両方消滅売りは義務発生、買いは権利消滅買いは権利、売りは義務が発生
ベア・コール両方消滅売りは義務発生、買いは権利消滅買いは権利、売りは義務が発生
ベア・プット両方消滅買いは権利発生、売りは義務消滅買いは権利、売りは義務が発生

この表ではクレジット・スプレッドでは、赤いセルの「売りによる義務だけ」が発生、つまり条件によってはヘッジが機能しなくなるということを表しています。

 

クレジット・スプレッドの補足

フォローについて

基本的にクレジット・スプレッドでは手前側の売りポジションがITMになる前にロスカットありきの戦略と考えられます。

そこでフォローの1つ目の考え方は手前側のポジションがITMになる前に2つともクローズする考え方です。

これは一見よさそうですが、手前がITMになる前に奥側も一緒にクローズするなら奥側の買いポジションは絶対に権利行使できないのでそもそもヘッジの目的をまったく果たしませんね。

そうなると何のための買いポジションになるかというと、売りポジションの必要証拠金が少なくなるのと、損失が緩やかになることでしょうか。

2つ目の考え方は、手前側がITMになりそうになったら手前側の売りだけクローズする方法です。

奥の買いポジションは生かしておいてITMになれば手前側のロスカットの損失を埋められそうです。

そしてお好みに応じてロスカットの後に再度売り直せばまたプレミアムが入ってくるので自転車操業的に損失が埋められますが、このあたりは要検証でしょうね。

クレジット・スプレッドの利点

デビット・スプレッドに対してクレジット・スプレッドはリスク管理上の欠点があることがわかりましたが、やる価値のないダメな戦略かというとそうでもありません。

  • クレジット・スプレッドはオプション売り取引なので、相場が動かなくてもプレミアムを稼げる
  • スプレッド取引では現物株の授受がないのでレバレッジが使える

という感じでクレジット・スプレッドはキャッシュ・セキュアード・プット、カバード・コールとは違う存在意義があります。

特に後者のレバレッジについては少ない証拠金でプット売りしたい投資家は検討の余地があるかもしれません。

キャッシュ・セキュアード・プットで権利行使が発生した場合は、最低でも株式の買い取りができる資金が必要です。

必要な資金量は原資産次第ですが、例えばSPYの例では

390USD/株×100株×105.5円/USD ≒ 411万円

さらにサクソバンク証券の場合では満期直前にリスク管理システムが資金確保に動くため、買取価格の150%程度を推奨しており、

390USD/株×100株×105.5円/USD×1.5 ≒ 617万円

と、かなりの資金量が必要です。

こうした状況から「現受けなしの差金決済で少資金でプット売り」という選択肢が検討できるでしょう。

【参考】ブル・プット・スプレッドによるトラブル事例

プレミアムがクレジットになるブル・プット・スプレッドに関する事件を紹介します。

米国の投資アプリ「ロビンフッド」事件、利用者はブル・プット・スプレッドを行っていた? | Forbes JAPAN

「収入のない20歳がどうして100万ドル近くのレバレッジを割り当てられたのか?」──これは今月12日、アレクサンダー・E・カーンズのパソコンで両親が見つけたメモに残されていた言葉だ。カーンズはこの日、20歳の若さで自ら命を絶った。

カーンズのアカウントについての詳細は不明だが、「ブル・プット・スプレッド」と呼ばれる取引を行っていた可能性がある。

カーンズは遺書で、自身が売買したプットは「相殺されるはずだった」と記している。

最大損失は行使価格の差に限定されるため、一般的に低リスクの戦略と考えられている。

ただ、満期日の株価が2つの行使価格の間になったり、割り当てが早かったりした場合は、厄介な事態となる可能性もある。カーンズの場合もそうだったのかもしれない。

といった事件で、事実は明らかになっていませんが可能性としては以下のようなことが考えられます。

  • ロビンフッドの取引システムが不適切だった
  • 一時的な評価額を利用者が勘違いした
  • 実際に株式の買い取り義務が発生していた

我々としては3番目の可能性、つまりクレジットスプレッド取引を行うとヘッジが機能しないネイキッド売りになる可能性がある点を認識しておくことが大切でしょう。

 

インデックス投資とバーティカル・スプレッド

ここまででバーティカル・スプレッドがどういったものか大体わかりましたが、ここからはインデックス投資で取り入れる意味があるのか、ということを考えてみました。

私個人の考えでは、クレジット・スプレッドはロスカットが必要なアクティブ運用向けという認識です。

キャッシュ・セキュアード・プットのレバレッジ版でブル・プット・スプレッドを使うかと言えば、私はたぶんやらないでしょう。

またやや弱気相場でベア・コール・スプレッドを使うかと言えば、これも私はやらないと思います。

したがって使うのであればヘッジが確保されたデビット・スプレッドを使うのが無難という考えです。

ただしデビット・スプレッドは相場のトレンド予想ありきの戦略なので、インデックス投資で積極的に取り入れるかと言えばこれもビミョーですね。

その辺りも含めてデビット・スプレッドのベア・プット・スプレッドとブル・コール・スプレッドについて考えました。

 

ベア・プット・スプレッド

バーティカル・スプレッドは上下予想に賭けるという点でトレーディングの要素が強くなるため、バイ・アンド・ホールド派の私は基本的に使わない戦略だと思います。

しかしベア・プット・スプレッドについてはカバー範囲が限定されるものの、プロテクティブ・プットの代替として使うことができそうです。

日経225オプションによるプロテクティブ・プット計画は一旦中止へ
日経225オプションでプロテクティブ・プットしてインデックス投資のポートフォリオを保護する作戦は、私の勘違いで当初の計画どおりにいかないことがわかりました。 プロテクティブ・プットについても解説します。 ...

荒れ相場ではプットを買ってプロテクティブ・プットするなりベア・プット・スプレッドなりすれば下落相場の収益化も可能です。

プロテクティブ・プット(プット買い)にプット売りを組み合わせたのがベア・プット・スプレッドなので戦略的にもシンプルです。

相場の下落をただ黙って眺めていなければならないバイ・アンド・ホールド派としては頭の片隅に置いておいて損はないかと思います。

 

ブル・コール・スプレッド

上方向に賭けるブル・コール・スプレッドについては私は今のところ使う場面が見当たりません。

値上がり益狙いのブル・コール・スプレッドとバイ・アンド・ホールドが戦術的にリンクしないためです。

ソフトバンクGとブル・コール・スプレッド

2020年の秋頃にこのブログの読者の方に「ソフトバンクGがオプションいじってますね」と教えてもらったことがあって、調べてみるとブル・コール・スプレッドっぽいという記事が出てきます。

どのような戦法の投資かについては、「行使価格の低いコールを買い、行使価格の高いコールを売る「ブル・コール・スプレッド」という手法とみられ」「利益は少ないが外れた場合の損失も限定される」(日経QUICKニュースより)との報道がある。その一方、市場関係者の中には、「最初はコールの買いだけ実行し、雲行きが怪しくなってしまったためヘッジの意味でアウトサイドのコールを売りつけても形の上ではブル・コール・スプレッドになる」という。

ソフトバンクGが後場一段安、一時8%安まで下げ、日経平均を1銘柄で100円近く引き下げる | 財経新聞

 

取引はソフトバンクグループ内部でも議論を呼んだという。

ソフトバンクG、株式デリバティブで約40億ドルの含み益-報道 | Bloomberg

 

ジェフリーズ証券アナリストのアツール・ゴヤール氏は11月のリポートで、「孫氏のような長期投資家にとって、なぜ短期的なコールへの投資が魅力なのか分からない」と指摘している。

ソフトバンクがオプション取引縮小-物議醸したデリバティブ戦略 | Bloomberg

といった感じで、ブル・コール・スプレッドは比較的短期間の値上がり益を狙いにいくため内外で物議を醸していたようです。

 

コア・サテライト投資ならいいかも

インデックス投資は暇なので人によってはコア・サテライト投資のサテライト運用で取り入れてもよいかもしれませんね。

ブル・コール・スプレッド自体は意味のある取引なので、アクティブ運用を取り入れたい人には悪くないと思います。

余談ですが、ブル・コール・スプレッド≒コール買いなので、もっと手軽にアクティブ運用したいということであればIG証券のノックアウト・オプションがあります。

IG証券のおすすめ理由4つ|CFD・FX・オプション、17000銘柄など
IG証券をおすすめするポイントとしてグローバル展開、証拠金取引(CFD、FX、オプション)で豊富な取扱銘柄が取引できる、オンライン証券から総合金融サービス企業への進化、に絞って紹介します。 ...

ノックアウト・オプションでブルを買えば損失限定でコール買いに近いポジションが持てます。

いずれにしろ年がら年中やっているとただの運任せの投機ゲームになってしまうので、相場観を入れた取引は「ここぞ」というときだけやるのがよいのかな、というのが個人的な意見です。

 

スプレッド取引の手数料と証拠金

サクソバンク証券の取引について紹介します。

手数料はポジションが2つなので2つ分です。

証拠金については公式の外国株式オプション取引ガイドに記載があります。

外国株式オプションの取引方法を教えてください。 | サクソバンク証券

今回はデビット・スプレッドの手数料のみ紹介します。

まずはコール側から。

コールスプレッド(同一株式のコールの買建てと売建て)

以下のいずれか大きい金額「買建コールの権利行使価格-売建コールの権利行使価格」あるいは「0」

先程のブル・コール・スプレッドの例では、

  • コール買い:36USD(ー0.38USD)
  • コール売り:38USD(0.14USD)
    →36ー38=ー2USD

続いてプット側です。

プットスプレッド(同一株式のプットの買建てと売建て)

以下のいずれか大きい金額「売建プットの権利行使価格-買建プットの権利行使価格」あるいは「0」

先程のベア・プット・スプレッドの例では、

  • プット買い:34USD(ー0.61USD)
  • プット売り:32USD(0.17USD)
    →32ー34=ー2USD

といった感じでプレミアムがデビットになる取引ではいずれも金額がマイナスになるため証拠金は「0」ということになります。

要するにオプションの買い取引なので、プレミアムのデビットだけ払えば済みます。

なお今回説明を割愛したクレジット・スプレッドでは上記の売り買いが逆転して「0」より大きくなるので証拠金が必要になります。

要するにオプションの売り取引ということですね。

 

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まとめ

今回はオプション取引戦略のひとつバーティカル・スプレッドを紹介しました。

  • バーティカル・スプレッドとは?
    • 同じ権利行使日で異なる権利行使価格のコールどうし、またはプットどうしの組み合わせのこと
  •  スプレッド取引とは?
    • プレミアム受け取り:クレジット・スプレッド → オプション売りの戦略
      • ロスカットしないと破綻する場合あり
    • プレミアム支払い:デビット・スプレッド → オプション買いの戦略
      • ヘッジが確保されている
  • インデックス投資との相性は?
    • ベア・プット・スプレッド → プロテクティブ・プットとして使えるかも
    • ブル・コール・スプレッド → 部分的にアクティブ運用するならいいかも

KAPPAさんの本でもバーティカル・スプレッドの具体例が取り上げられているのでまだ読んでいない方はおすすめです。

 

【参考】米国株オプションを勉強したい人におすすめ、KAPPAさんの本

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