こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- ITサービス職で20年以上のキャリアがあります。
- 2008年から資産運用を始め、ネット証券・ネット銀行の安全な使い方に長けています。

この記事は次のような人にオススメです
- WiMAXでAmazonプライムビデオを利用したい人
- タブレットでAmazonプライムビデオが見たい人
この記事の目的
10インチタブレットを買ったのでWiMAX環境でAmazonプライムビデオがどの程度使えるのか調べました。
Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスは固定料金で映画やドラマが見放題なので魅力的ですよね。
しかしWiMAXなどのモバイル系回線はパケット量の上限が決められているため、ストリーミング動画をたくさん見ると速度制限に掛かる可能性があります。
果たしてタブレット+WiMAX環境でAmazonプライムビデオは満足に使えるのでしょうか?
今回の環境と調査結果
結論としては、私の使用条件では特に問題なく使えることがわかりました。
私にとっては十分です。
私の利用環境、利用方法は以下のとおりです。
私の場合はロースペック&ライトユーザと思われ、これくらいの条件であればまったく問題ありません。
利用環境を判断する際のポイントは以下のとおりです。
このように利用環境、利用方法によって快適に見ることができるかどうかは変わるので、私のように制約のある人はある程度確認しておく必要がありますね。
逆に高精細なデバイス、かつ光回線などハイスペックな環境であればあまり気にする必要はないでしょう。
タブレットはLenovo Tab B10
私が使用しているB10は10インチという大型タブレットにもかかわらず、液晶の解像度はHD(1280×800、149ppi)とあまり性能が高くありません。

一般的にデバイスの液晶サイズが大きくなるほど解像度も高くないと不鮮明になります。
私が視聴した限りではAmazonプライムビデオのストリーミング動画品質=標準で問題ないと感じましたが、高精細で見たい人は画素密度の高い液晶がよいでしょう。
またB10は内蔵ストレージが16GBしかなく、そのうちOSが8GBを占めるのでダウンロードして視聴する場合は記憶領域の確保にも注意する必要があります。
Androidの内蔵ストレージだけで足りない場合はmicroSDで拡張しましょう。
ネット回線はWiMAX2+
WiMAX2+はモバイル系回線のためパケットの使用量に制限があり、要約すると以下のとおりです。
3日間で10GB以上ご利用の場合の速度制限について | UQ WiMAX
動画コンテンツは品質を上げると通信パケットも大きくなりますから、回線の容量に配慮して動画の品質を選ぶ必要がありますね。
動画品質を高くする場合は高速、かつ大容量の回線が必要です。
【参考】そーたろー家のネットワーク
私の家は以下のようなネットワーク構成になっています。
APxはアクセスポイントを示しています。
そもそもモバイル系の回線は場所や時間帯で速度がコロコロ変わるので、あくまでも千葉県のそーたろー宅の参考値ですが大体10〜25Mbpsくらい出ているようです。
標準的な動画品質であればストリーミングの処理としてはまったく問題ありません。
ネットワーク構成の補足
宅内ではできるだけ有線ネットワークが使えた方がベターと考えて、WiMAXルータはクレードルという別売りの拡張スタンドが使える機種を選んでいます。
WiMAXではNEC製のSpeed Wi-Fi NEXT WX05とWX06でクレードルが利用できます。
クレードルにはイーサネットポートが付いているので家庭用のスイッチングハブ付き無線LAN機器をつないでいます。
WiMAXルータをクレードルから外して持ち出せば、モバイルルータとして外出先でもインターネットが使えます。

また無線については自宅ではWiMAXルータ(AP1)のwi-fi機能はOFFにして、無線LAN機器(AP2)またはWindows(AP3)のアクセスポイントにつないでいます。
今回のLenovo TabはDell Inspiron 3583にぶら下がっていますが、これはAP2に接続できないことが理由です。
無線LAN機器が10年以上前の古い機械のせいか、つなげられない機種が結構あるんですよねぇ。
こういった場合の代替策として、Windowsにはモバイルホットスポットという自身がアクセスポイントになれる機能があるので、そちらを使ってインターネットを共有させています。
モバイルホットスポット機能はWindows PCがテザリングのホスト側になるイメージですね。
Dell Inspiron 3583もローエンドモデルで、普段使いのWindows10 PCです。

Amazonプライムビデオの通信量と必要な通信速度
Amazonプライムビデオでは動画品質と視聴方法によって通信量が変わり、品質を上げるとパケットの消費量も増えます。
私が調べた内容をまとめると以下のとおりでした。
ソフトウェア | 機種 | 視聴方法 | 画質 | 通信量・ ファイルサイズ |
必要な通信速度 |
---|---|---|---|---|---|
ブラウザ
|
–
|
ストリーミング
|
標準 | 0.38GB/時 | 0.8Mbps |
高 | 0.86GB/時 | 1.9Mbps | |||
最高 | 1.17GB/時 | 2.6Mbps | |||
アプリ
|
iPhone
|
ストリーミング
|
中 | 0.6GB/時 | 1.3Mbps |
高 | 1.8GB/時 | 4Mbps | |||
最高 | 5.8GB/時 | 13Mbps | |||
ダウンロード
|
中 | 0.3GB | – | ||
高 | 0.6GB | – | |||
最高 | 0.9GB | – | |||
Android
|
ストリーミング
|
データセーバー | 0.14GB/時 | 0.3Mbps | |
標準 | 0.27GB/時 | 0.6Mbps | |||
高 | 0.33GB/時 | 0.7Mbps | |||
最高 | 0.46GB/時 | 1Mbps | |||
ダウンロード
|
データセーバー | 0.14GB | – | ||
標準 | 0.27GB | – | |||
高 | 0.33GB | – | |||
最高 | 0.46GB | – |
- 通信量・ファイルサイズ:
- ストリーミング:1時間あたりの通信量
- ダウンロード:1時間分の動画ファイルのサイズ
- 必要な通信速度:ストリーミングの通信量を扱うために必要な回線速度
ストリーミングとダウンロードの特徴は以下のとおりです。
ストリーミングとダウンロードは好みで使い分ければよいと思います。
Androidではストリーミングとダウンロードがどちらも同じくらいの通信量で、サイズも小さめに設定されていますね。
WiMAX環境でどれくらいの本数を見ることができるかの目安ですが、WiMAXの速度制限が10GB/3日ですから、Androidで標準画質の2時間映画の例では、
ということでかなりの本数を見ることができます。
またストリーミングを処理するために必要な通信速度を計算するとAndroidの方はおおむね1Mbps以下なので、WiMAXの速度制限(1Mbps)に掛かっても利用できそうです。
通信回線はAmazonプライムビデオだけで使うわけではないことを考慮する必要がありますが、標準画質&ライトユーザーといった使用条件の場合はほとんど気にする必要はなさそうです。
通信速度の計算方法
通信速度については光回線や4Gであればほぼ気にする必要はありません。
しかしWiMAXの速度制限下でどれくらい使えそうかといった点を知るためには必要ですので、ストリーミングの各通信量を処理できる通信速度の求め方を紹介します。
例えばiPhoneのストリーミング通信量1.8GB/時で必要な通信速度の計算は以下のとおりです。
- 1.8GB×1,000=1,800MB/時
- 1,800MB×8bit=14,400Mbit/時
- 14,400Mbit÷3,600秒=4Mbps
情報単位は以下のように表します。
通信量と通信速度の考え方は以下のとおりです。
通信量の方は1時間とか1日とかの任意の時間あたりに扱うデータの総量をByteで表します。
通信速度の方は回線が1秒間に扱えるbitの大きさで表します。
通信速度は1秒あたりのbit数なのでbps(bit per second)という単位で表し、以下の計算式で求められます。
- 通信量(bit)=通信量(Byte)×8bit
- 通信速度(bps)=通信量(bit)÷掛かった秒数
bpsは1秒間あたりのbit数なので、最初に通信量(Byte)に8を掛けてbitに換算します。
そしてbit換算後の通信量を掛かった秒数で割ります。
コツとしては、通信速度をMbpsで表すのであれば、通信量もMbitとすると計算が簡単です。
逆にGBをByteまで展開すると×1,000×1,000×1,000して最後にまたMに戻すために÷1,000÷1,000と無駄なので、情報単位をMで統一すると×1,000だけで済みますね。
【重要】パケット量を超過しないために
ウダウダ書いてなんのこっちゃという感じかもしれませんが、こうした知識は日常生活の一部として大切だと思います。
例えばお店で買い物するときに自分が今持ってるお金で足りるのか、買い物が終わったらお釣りは間違っていないか、とか普通は自分でわかりますよね。
同じようにインターネットのデータ通信は生活インフラになりつつあって自分のお金が絡む話ですから、ちゃんと理解しないと損してしまいます。
先程の表のiPhoneのストリーミングは最高品質で5.8GB/時、高品質でも1.8GB/時もパケットを消費します。
知らずにこうした大容量の動画を携帯キャリア回線で見たらあっという間に月間のデータ通信を使い切ってしまいます。
ちなみにこうしたパケット量の制限がある理由はモバイル回線の能力に上限があるためなのですが、今後5G通信が拡大すれば撤廃される可能性があります。
モバイル回線の理論上の最大速度としては以下のような感じです。
4Gに比べて5Gは圧倒的に高速・大容量なのですが、あくまでも理論値なので実効速度はもっと下がりますね。
またサービスが普及して利用料金がこなれてくるのはもう少し先かなという感じがします。
いずれにしろモバイル系の回線で通信量をまったく気にしなくてよくなるのはまだまだ先の話だと思われるので、今回調べたような点は自分でチェックして把握できるようにしておきたいですね。
まとめ
10インチタブレット+WiMAX環境でAmazonプライムビデオがどの程度使えるのかを紹介しました。
暇つぶしや気分転換が欲しい方にタブレット+Amazonプライムビデオはあまりお金も掛からずおすすめです。