こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 40代でセーフティネットとして資格を取り始め、定番資格を中心に10資格ほど保有しています。
この記事は次のような人にオススメです
- 資格って取得する意味あるのかな、と思っている人
この記事の目的
「資格なんて取っても意味ないよねー」という意見は一定数あります。
ビジネスレベルで通用する英語力がある、プロミングができる、こういった領域では仕事ができれば資格なんて要らないというのは事実でしょう。
しかし現実問題として、すべての人がこうしたスキルを持っているわけではありませんよね。
資格を取得してスキルを示した方がよいのでしょうか、それとも仕事ができれば資格なんてなくてもよいのでしょうか。
今回は私の身の回りのケースをいくつか紹介しながら、資格試験の是非について考えてみました。
フツーの人ほど資格はあった方が有利
資格を取得する目的はさまざまですから、一概には言えません。
趣味で取る人もいれば、会社にいわれて渋々取る人、人生の目標になっている人など、その人なりの目的があります。
でも働いてお金をもらう、仕事を探すといった労働のセーフティネット面の重要さを考えると、私個人は使えそうな資格はできるだけ取った方がよいと考えています。
金なし、コネなし、学歴なし、なんて自虐で言う人もますが、実際に路頭に迷うのはシャレになりません。
フツーの人ほど資格のひとつくらいは取得しておいた方が身のためです。
資格と転職・年収アップに関する個人的な体験談
ここでは私の身近な体験談などを紹介したいと思います。
私自身のケース
私は40代で中途採用試験を受ける機会があったのですが、当初の保有資格は普通自動車第一種運転免許のみでした。
経験者採用枠であったとしても「流石にこれでは厳しい、さみしい」というのがそのときの自己評価です。
そこで私の場合は基本情報技術者を取得しました。
私としては、いい歳したベテランが基本情報技術者とか書いたところで意味ないだろうと思っていましたが、意外にも選考で話のネタになったことを覚えています。
まー、つまらん奴で他にネタがなかったので仕方なくイジって頂いたただけなのかもしれませんが、難関資格でなくても採用面接で少しは使えると思いました。
待遇についても大幅年収アップとまでは行きませんが、平均的な給与水準は確保できています。
元上司のケース
この方は大手企業を早期退職されて、中途採用で私の上司になった方でした。
聞くところによると他の会社の採用面接で「なんで資格持ってないの?」とか聞かれたそうです。
この方は運転免許もお持ちでなかったそうなので、もしかして資格・免許欄が空欄だったから嫌味を言われたのかもしれません。
ある程度年齢が行っていて実務経験の勝負だったとしても、何かしら書いてあった方がよいなー、と思いました。
元同僚のケース
この方はIT系の開発業務をやられていました。
IT業界は資格は必須ではありません。
無資格で優秀な人もいれば、難関資格を保有する優秀な人もいますし、資格の有無によらず普通の人もいます。
この方は資格試験に前向きで、自発的に取得される人でした。
ITの開発業務というのは案件単位でエンジニアとして客先で仕事をするケースも多く、エンジニア個人のスキルがお客からの評価にさらされます。
この方はベンダー系の資格を取得したときに「次の開発案件へのアサインに役立った」と言っていました。
資格がなくても仕事はできますが、お客からのスキル評価の機会が多いIT技術者は営業も売り込みやすいでしょう。
お客さまのケース
この方は以前仕事でご一緒させていただいたお客様で優秀な方でした。
余暇を使って積極的に難関資格の取得に励んでいて、私は「優秀な人はやはり自分で勉強しているものだな」と感心しました。
そのとき思ったことは、これくらいのマインドでやれば結果がついてくるし、私だってこの人の半分くらいならできるだろうと思ったものでした。
よく「仕事を仕事と思わないくらい没頭するから成功する」とかいいますが、この人はそんな感じでした。
余暇を使った試験勉強が趣味みたいな感じでしたので、結果を出す究極のコツだと思いました。
若手のケース
会社の新入社員たちは1年目に会社命令でいくつか資格を取らされます。
こうした資格をパスできる人たちは2年目以降も自分で勉強して他の資格を取っている人が多く、自分のキャリアパスに前向きな人が多い印象です。
恐らく他所で勝負することも視野に入れているはずだろうと推測しています。
終身雇用で定年まで今の会社に勤めるというライフプランを持っていないということなんじゃないでしょうか。
実務経験+関連資格は手堅いです。
資格はどんな風に役に立つの?
私なりにどんなメリットがあるか改めて考えてみました。
取り組むことに価値がある
老若男女、洋の東西を問わず、自分から進んで勉強する人が強い、これに尽きます。
目標を掲げる、計画する、実行する、結果を出す、といった一連の取り組みを自主的に行うことに意味があります。
統計によると、日本の社会人はほとんど勉強しないと言われています。
だから意欲と実行力があることが価値です。
別に誰かに評価されなくても、自分から進んで勉強ができることは強みでしょう。
「でも試験勉強なんてダルいよねー」って人は以下の記事で自己暗示をどうぞ。
セーフティネットの役割
一寸先は闇、転ばぬ先の杖、人生何があるかわかったもんじゃありません。
この先、身一つで放っぽり出されることだってあるかもしれません。
芸は身を助く、持っていても腐らない、いざというときにきっと役に立つのが資格ではないでしょうか。
以前FIREムーブメントの記事でも書きましたが、村上春樹さんが『村上朝日堂』で以下の発言をしています。
抜け道の数が多ければ多いほどその社会は良い社会であると僕は思っている。
村上春樹
行き詰まったときに資格のおかげで別の道筋を検討できるかもしれないのは大きいです。
またいくつか資格を取得していると取得することに対するハードルが下がるので、もし持っていない資格でも「必要ならいつでも取れる」という心の余裕が生まれて精神的にラクです。
金無し、仕事なし、スキルもなし、という八方塞がりに陥らないためにも選択肢の確保は大事ではないでしょうか。
人事評価・スキル評価
会社に資格取得の奨励制度があればできるだけ活用した方がよいでしょう。
金銭的なインセンティブが用意されていることがほとんだと思いますが、それ以外にも社内の人事評価にプラスの影響が期待できます。
また個人のスキルで仕事にアサインされる業界は、お客からの評価にも影響します。
自然にレベルアップ
日商簿記2級を取得しようと思ったら、簿記の初学者のほとんどの人はまず3級から取得するでしょう。
資格試験は3段階で設定されていることが多く、ほとんどの資格で初級、中級、上級資格が用意されています。
初級資格をクリアすると、自然と中級資格が射程距離に入ってきます。
難しい内容も自然に理解できるよう下地作りができるので、無理せず自然とレベルアップが図れます。
見識の広がり
専門的な仕事をされる方はその道について掘り下げることが大切でしょう。
しかし割と幅広い知見が必要とされるポジションも世の中にはたくさんあります。
よりよい判断を下すためには、経験や見識の広さが大切になってきます。
その点、資格試験を始めとする試験勉強は試験に合格するために知識を無理やり詰め込みます。
資格試験のよいところは、試験範囲を体系的・網羅的に学習できることです。
異なるジャンルの資格を組み合わせる良さもこうした見識の広がりにあると思っています。
雑学として
誰かと話をしていて「この人は専門外のそんなことも知っているんだ」と関心することはありませんか?
また逆にビジネスの世界なら社会情勢、経済、お金、法律、IT、語学とかは一般常識としてある程度カバーしておく必要があるでしょう。
博識である必要はありませんが、試験勉強で得た知識で話題を増やせます。
成功体験の獲得
ゲームをクリアすると達成感がありますよね。
資格試験もゲームと同じで、合格すると達成感が味わえます。
成功体験は物事が前に進んでいる手応えがあるので、前向きな気持ちが手に入ります。
行動を起こして成功するから楽しくてさらにがんばる、というポジティブ・シンキングが簡単に完成します。
物事がうまくいく
これは資格試験そのものとは少し違う気がしますが、自分から積極的に資格試験に取り組む人は、いろいろなことがうまく行きやすいように思います。
ただ単に真面目にコツコツ積み上げるのが得意な人が結果的にうまくいっているだけの気もします。
でもコツコツやらないで他にうまくいく方法ってあるんでしょうか?
結局はこうした姿勢が転職や年収アップを成功させる最大のコツなのではないでしょうか。
そういう意味で資格試験は割と重要な示唆を与えてくれる気がしています。
まとめ
私はセーフティネットの観点から使えそうな資格を選んでできるだけ取得しておくことをおすすめします。
資格そのものの価値も大切ですが、資格を取得しようとする意気込みや取得までのプロセスにも大きな意味があるような気がします。
以下の記事では定番のおすすめ資格を紹介していますので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。