こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。
この記事は次のような人にオススメです
- オプション取引に関心がある人
この記事の目的
SBI証券の「SBI株オプション」提供開始について紹介します。
「SBI株オプション」は日本の個別株オプションの店頭取引で、WEB サービスとしての提供は主要ネット証券で初とのことです。
果たして「SBI株オプション」は日本のオプション取引の普及に貢献するでしょうか?
「SBI株オプション」提供開始
以下はSBI証券のプレスリリースです。
株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙村正人、以下「当社」)は、2022年9月26日(月)から、個別株オプションの店頭取引である「SBI株オプション」を提供することとなりましたので、お知らせします。
なお、個別株オプションの店頭取引のWEBサービスの提供は、主要ネット証券※で初めてとなります。
主要ネット証券初! 個別株オプションの店頭取引「SBI株オプション」提供開始のお知らせ ~プレミアムを確実に受け取りながら、国内株式をお得に取引できる新しい売買手法~ | SBI証券
「SBI株オプション」を一言で説明すると、日本の個別株を原資産としたカバード・コール、キャッシュ・セキュアード・プットです。
SBI証券は以前、日本株の市場オプション取引を提供していたようですが、取引量が伸びずにサービスを終了したようです。
今回「SBI株オプション」として店頭取引(SBI証券との相対取引)で再リリースということで、業界のリーダーによるオプション取引の普及活動に期待したいところです。
そーたろーの感想
細かなルールについては提供が始まってからもう少し詳しく見る必要があろうかと思いますが、現時点でサービス詳細を見る限りは悪くないんじゃないでしょうか。
個人的に気づいた点をざっとあげると以下のとおりです。
それから現時点で税金についての記載はありませんが、オプション・プレミアムは雑所得なので確定申告が必要です。
店頭取引の場合は申告分離課税で20%(所得税20%、住民税5%)と考えてよさそうです。
なおオプション取引の原資産にかかる譲渡益、配当はそれぞれ譲渡所得、配当所得の扱いです。
またオプション取引の譲渡損益の計算にはオプション・プレミアムを加味するルールとなっているので注意が必要ですね。
オプション取引の意義
今のところ「SBI株オプション」の対象銘柄は以下のとおりとなっていますが、
国内金融商品取引所上場銘柄で、当社が選定した銘柄
オプション取引、特にカバード・コール、キャッシュ・セキュアード・プットはインデックス投資とも相性がよいので将来的にはETFや海外ETFも取引できるとよいと感じます。
しかし、そもそもオプション取引の前に、日本の場合は個人による証券投資の参加率自体が低いので(おそらく成人の10%程度)、まずは母数を増やすことが優先されるような状況でしょう。
その意味で、岸田政権の資産所得倍増計画(NISAの抜本的拡充)は、成功するかどうかは別として方向性としては歓迎されるものです。
そういった日本人の個人投資の状況で「SBI株オプション」のリリースはチャレンジングだと思われ、これをきっかけに関心を持つ人が増えて他社でも株式オプションの取り扱いが始まるといいですね。
まとめ
SBI証券の「SBI株オプション」提供開始について紹介しました。
オプション取引の普及、並びに他のネット証券の追随に期待したいと思います。