こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。
この記事は次のような人にオススメです
- 証券総合口座の開設を検討している人
この記事の目的
サクソバンク証券のおすすめポイントを5つ紹介します。
ネット証券は取り扱い商品やサービスがとても多いので、あえてポイントを絞ってシンプルにしました。
これから投資を始めるにあたって証券総合口座をどこで開設するか検討している人を想定しました。
サクソバンク証券のおすすめポイント5つ
サクソバンク証券のおすすめポイントは以下の5つです。
公式 サクソバンク証券
グローバル展開
サクソバンクは以下のような会社関係になっています。
各社の沿革を紹介します。
- 1992年外為ブローカーとして設立
- 2001年銀行業務の免許取得
- 2000年代後半積極的な海外展開を進める
- 2008年急速に世界的な知名度を獲得
- 自転車プロロードレースチーム「チーム・サクソバンク」のメインスポンサーを務める
- 東京オフィスを開設
- 2006年三井物産フューチャーズエフエックス株式会社設立
- 2007年アストマックス株式会社の100%子会社となるアストマックスFX株式会社に社名を変更
- 2009年サクソバンクの100%子会社となるサクソバンクFX株式会社に社名を変更
- 2010年サクソバンクFX証券株式会社に社名を変更
- 2016年サクソバンク証券株式会社に社名を変更総合口座サービスを開始
- 2020年国内初の外国株式オプションの取扱いを開始
このように日本での活動はまだ比較的新しく、また外資系ネット証券ということでサービス内容にも特色があるため以下のような点に留意する必要があります。
以下はサクソバンクがサービスを展開している国です。
このようにサクソバンクは世界中でサービスを展開しており、日本においても国内籍の証券会社にはないサービスを提供しています。
サービスと取扱銘柄の多さ
サクソバンク証券が日本で提供しているサービス、及び銘柄数は以下のとおりです。
特に銘柄数が圧倒的で、日本に住んでいるのであればサクソバンク証券でなければ取引できない銘柄が大量に存在します。
海外投資に高い関心がある人であればサクソバンク証券の口座を持つ意義は大きいでしょう。
外国株式オプション取引
サクソバンク証券の取り扱いサービスのなかでも国内で唯一無二なのが外国株式オプションです。
外国株式オプションは日本国内では2020年5月にサクソバンク証券が初めて提供を開始しました。
従来は日本国内から米国株などのオプション取引をしたい場合、海外籍の証券口座開設というハードルがありましたが、日本国籍を持つサクソバンク証券によってその障害が取り除かれました。
オプション取引は作戦の多彩さ、複雑さから敬遠されがちですが、実は用いる戦略によってはインデックス投資との組み合わせも相性がよいです。
特にキャッシュ・セキュアード・プットとカバード・コール戦略は、株式インデックスを従来どおりバイ・アンド・ホールドしつつ、口座で遊んでいる待機資金を使ってキャッシュ・フローが生み出せます。
キャッシュ・セキュアード・プットとカバード・コールを物凄く丸めて説明すると以下のとおりです。
キャッシュ・セキュアード・プットとカバード・コールは非常に単純で、現物株・ETFを保有することによる価格変動リスク以上のリスクはありません。
インデックス投資の片手間でプラスアルファの運用益が得られます。
そのためサービスがリリースされてすぐ、私も口座開設して勉強しながら取引をしています。
ネット上を見ていても、米国株をやりながらキャッシュ・セキュアード・プットとカバード・コールをやる日本の投資家がチラホラ出始めています。
米国では株式オプションを手掛ける個人投資家も多いと言われており、今後は日本でも普及していくことが期待されます。
外国株式オプションのためだけでもサクソバンク証券の口座を開設する意味があります。
外国株・ETF
前述のとおりサクソバンク証券では海外株式12,000銘柄以上、ETF約2,700銘柄の取り扱いがあり、日本のネット証券では取り扱っていない銘柄も売買可能です。
一方で外国株・ETFを国内証券が取り扱う場合は金融商品取引法による規制が存在します。
このような差について、日本では外国株式ETF等の販売開始に際しては金融庁への届け出が必要で、販売開始後は運用報告書による継続的な情報開示義務が発生するなど、証券会社の運用負担が高いことが理由のようです。
ネット証券などの取り扱い銘柄を見てもあまり差がないのはこうした背景によるようです。
このような規制の目的は投資家の保護が目的とのことなので、国内証券で取り扱われる外国株・ETFについては本邦お上のお墨付きということになります。
しかし例えば米国ETFの場合であれば、米国市場に上場するためにSEC(アメリカ証券取引委員会)の承認を得ているのだから、その株式やETFが日本の法律に照らし合わせて著しく問題があるとは考えにくいと捉えることもできます。
日本の金融庁への届け出のない銘柄については自己責任になりますが、法整備や規制緩和を含め今後は投資先の多様化、グローバル化が進んでいくように思います。
そういった意味で本邦の規制の及ばないサクソバンク証券の外国株・ETFは魅力的ではないでしょうか。
DRIP
サクソバンク証券ではDRIPが設定可能です。
DRIP(Dividend Reinvestment Plan)とは配当再投資制度です。
米国では株式の配当・ETFの分配金でDRIPを設定した場合、配当・分配金発生時には課税されず、税務申告時に所得として課税が発生するようです。
したがってDRIPを利用した場合は複利効果が高まると言えそうです。
DRIPは国内ではサクソバンク証券のみが対応していて、主要ネット証券などでは非対応です。
なお米国株・ETFの場合、我々国外居住者については米国で10%の源泉徴収が行われた上での再投資になる模様です。
それでも配当所得に対する国内の源泉徴収20.315%が発生せず、再投資の手間もなくなるのでメリットとしては十分ではないでしょうか。
※国内課税分は毎年確定申告する必要があるので、最長で1年間先送りできるという点は米国のDRIPと同じ仕組みだそうです。
また配当・分配金が1株分に満たない場合は買い付けができないため現金受け取りになり、国内20.315%が課せられるとのことで、少額投資や配当が少ない銘柄では効果が得にくいでしょう。
米国株・ETFで自動的に配当再投資して複利効果を高めたい人はサクソバンク証券のDRIPは利用価値がありそうです。
どんな人がサクソバンク証券に向いているの?
国内証券では提供されていない、サクソバンク証券でなければ利用できないサービス・投資先に関心がある人に向いています。
現時点でのサクソバンク証券利用者に共通した使い方と思いますが、メインの証券総合口座は国内ネット証券を使い、特定の目的のためのサブ口座でサクソバンク証券を利用するといった使い方が主流でしょう。
サクソバンク証券は日本ではまだ歴史が浅くサービスが熟れていない部分もありますが、今後は時間が立つに連れ徐々に品質が向上していくと考えられます。
サクソバンク証券のサービスは非常にユニークで、特に外国株式オプションは検討だけでもしてみる価値があるでしょう。
これは米国株や米国ETFを取引する人だけでなく、NISA・つみたてNISA、iDeCoの人も含まれます。
まとめ
今回はサクソバンク証券のおすすめポイントを5つ紹介しました。
サクソバンク証券はグローバルな投資を志向する方に最適でしょう。