こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- ITサービス職で20年以上のキャリアがあります。
- 2008年から資産運用を始め、ネット証券・ネット銀行の安全な使い方に長けています。
この記事は次のような人にオススメです
- 楽天証券のサイバーセキュリティ対策に関心がある人
この記事の目的
2020年10月1日に楽天証券から不正アクセス・不正出金に関する防止策が発表されました。
防止策が発表された経緯としては2020年9月にSBI証券で起きた不正送金事件が発端となっています。
現時点で楽天証券に不正アクセス・不正送金の事実はありません。
我々利用者としては、資産の安全な保管場所としての証券会社のサイバーセキュリティ対策を注視していきましょう。
楽天証券の不正アクセス・不正出金防止策
不正ログイン・不正出金を防止する当社の取り組みについて | 楽天証券
以下は今回発表された楽天証券の取り組みの概要です。
気になった太字の3点についてコメントします。
「これまでの不正出金の有無に関する調査結果」では不正な取引は確認できなかったことが報告されており、SBI証券の事件で不安を感じていた人は安心できたのではないでしょうか。
「二要素認証の導入・拡張」については先程の記事でも触れているのですが「セコムあんしんログイン」の早期の展開が期待されます。
「セコムあんしんログイン」についてはマーケットスピード II以外のサービスへの実装が2018年から止まったままに見受けられるので、今後はスピードアップに期待したいところです。
「お客様にできること、お願いしたいこと」では当たり前のことが書かれています。
普段から基本的なことに注意していれば大きな問題は起きないでしょう。
追記:2020年11月19日に楽天証券から出金時のSMS認証導入が発表されています。
出金関連手続きへの二要素認証導入について(11月29日~) | 楽天証券
【補足】個人投資家ができるサイバーセキュリティ対策
私が考えている個人投資家が簡単にできる対策は以下の2点です。
これらは以下の記事で書いたことの繰り返しです。
ドコモ口座の事件では地銀にサイバーセキュリティー対策の能力が不足していることが露呈しています。
地銀のIT戦略に暗雲 ノウハウ不足、再編呼び水に ドコモ問題 | Yahoo!ニュース
SBI証券の事件においても、我々個人投資家はネット証券のサイバーセキュリティ対策を評価する必要があるでしょう。
サイバーセキュリティ対策については「どこでも一緒」ではないので、今回の楽天証券のリリースについてもしっかりフォローしていきましょう。
そして資産を守る上では個人が基本的な対策をしっかりやることがほぼすべてといっても過言ではないでしょう。
多くのサイバー犯罪はイーサン・ハントやジェームス・ボンドみたいな人がウルトラCをキメているわけではありません。
一見無差別に見えて、実は弱みを持った簡単なところから狙っているのが実態です。
なので我々個人投資家はそうした弱みをきちんと潰しておくだけでまずまずの安全が期待できます。
まとめ
今回は楽天証券から発表された不正アクセス・不正出金に対する防止策を紹介しました。
楽天証券の取り組みの進捗を見守ると共に、我々利用者も日頃から基本的なセキュリティ対策を抜かりなくやることが大切ですね。