JPモルガン米国株プレミアムインカムETF、JEPIの取扱開始

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こんにちは、そーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

SBI証券にてJPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)の取り扱いが始まったので紹介します。

 

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  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
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この記事は次のような人にオススメです

  • 高配当米国ETFに関心がある方

 

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この記事の目的

SBI証券からJEPI(JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF)取り扱い開始のニュースが出たので紹介します。

今回JEPIについて調べてみて、私はかなりよいETFだと思いました。

JEPIは高配当、低ボラティリティ、毎月分配のアクティブ型ETFということですが、さてどのようなETFなのでしょうか?

 

JEPI(JPモルガン米国株プレミアムインカムETF)取り扱い開始

SBI証券より2021年10月20日からJEPIが取り扱い開始されるとのことです。

JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)を10/20(水)より取扱開始いたします!
6%を超える配当利回りでの毎月分配※と低いボラティリティかつS&P500指数に近い値動きが特徴で、配当利回りと値上がりのバランスに優れたETFです。

【高配当米国ETF】JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPI)を取扱開始!(10/20~) | SBI証券

ETFの概要として以下の説明がなされています。

オプション、米国大型株への投資を行うアクティブ型ETF。毎月分配と、低ボラティリティでS&P 500に近いリターンを提供することを目指す。

経費率0.35%、配当利回り6.56%ということで、普通の高配当ETFではなくオプションを使ったアクティブ型ETFになります。

 

オプションを使ったアクティブ型ETFとは?

JEPIの特徴をまとめると以下のような感じです。

  • 手法:オプション売り、割安株
  • 目的:高配当、低ボラティリティ、キャピタルゲイン狙い

JEPIのFactSheetによるとファンド概要は以下のとおりです。

  • オプション売りと米国の大型株への投資を組み合わせて収入を生み出し、関連するオプションプレミアムと株式配当から毎月の収入源を提供しようとしています。
  • 魅力的なリスク/リターン特性を持つ過大評価および過小評価された株式を特定するように設計された独自の調査プロセスを通じて、分散された低ボラティリティのエクイティポートフォリオを構築します。
  • 毎月分配に加えて、ボラティリティの低いS&P500インデックスに関連するリターンのかなりの部分を提供しようとしています。

JEPI JPMorgan Equity Premium Income ETF | JPMorgan

組入銘柄を見るとSPX(S&P500の指数オプション)を使っていることがわかります。

JEPIと高配当ETFのバンガードVYM、SPYを簡単に比較したのが以下の表です。

シン
ボル
分類分配
利回り
分配
頻度
経費率YTD3年
標準偏差
JEPIアクティブ6.93%毎月0.35%17.02%N/A
VYMスマートベータ2.79%四半期0.06%19.81%18.01%
SPY大型株1.30%四半期0.09%21.64%18.49%

この表だけ見るとJEPIは経費率が高くてインカムに重きを置いているのでYTD(year-to-date、当会計年度のリターン)で劣後しているように見えます。

ところが標準偏差のデータがなかったので断定できませんが、ボラティリティを抑えることも目的としているのでリターンの劣後はその裏返しでトレードオフだと考えられます。

JEPIはボラティリティを抑えるためにセクター比率を大きく変えていますが、このことは後述します。

 

個人的にJEPIは好印象

さて、アクティブ型とかオプションとかが出てくる時点で「私はインデックスでバイ・アンド・ホールドを貫くし、よくわからないものは買わない」という人は多いかもしれませんね。

投資教育の賜物だと思うし、ぜんぜんOK、問題ありません。

ところが私の場合、「JEPIは私がやっている投資に限りなく近いなー」という感想を持ちました。

私はコアの資産を株式インデックスで分散投資しつつ、全体としてはJEPIと似たようなことをやっています。

米国株オプション売りでプレミアムを取りに行きますし、逆張りで割安を好んで買います。

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また現在、一般NISAで高配当・低ボラティリティETFを仕込んでいる最中です。

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ポイントとなるJEPIの高配当の原資の多くはオプション売りによるプレミアムなのですが、FactSheetを見ても多くの投資家は仕組みを理解できない気がします。

オプション売りは当然デメリット(リスク)もありますが、オプション取引の手間を考えると年率コスト0.35%を払ってETFにお任せしてしまえば自分でやるより手軽です。

また主要ネット証券のETFであれば特定口座で取引できるので、オプション取引の収益を雑所得で確定申告しなくて済みます。

こうした利点を裏付けるかのように、JEPIは2020年5月と比較的新しいETFなのですが2021/10/22時点の時価総額がなんと$4.33Bもあります。

生活必需品ETFのバンガードVDCが2004年のローンチで$6.43BなのでJEPIはかなり売れているのではないでしょうか。

JEPIは日本で一般的なつみたて投資をやっている人はほぼ検討しないETFだと思いますが、私にとってはかなり好印象です。

来年以降の一般NISAの買い入れ候補に加えようかな。

 

高配当、低ボラティリティなポートフォリオのヒント

JEPIでは高配当、低ボラティリティを狙うにあたってセクターのバランスに特徴を持たせています。

SPYとの比較が以下のとおりです。

業種JEPISPY
Information Technology11.20%27.63%
Financials10.80%11.39%
Consumer Discretionary7.60%12.35%
Health Care11.90%13.25%
Industrials10.90%8.04%
Consumer Staples10.50%5.77%
Utilities6.80%2.46%
Energy0.80%2.75%
Materials3.00%2.48%
Communication Services7.60%11.29%
Real Estate2.80%2.58%
Other16.60%0.00%

JEPIのOtherはオプション部分のようです。

JEPIはシクリカル(Cyclical、景気循環性の高い)なセクターは抑えられ、ディフェンシブ(Defensive、景気動向に左右されにくい)セクターに大胆に振られています。

具体的にはInformation Technology、Consumer Discretionary(一般消費財)が抑えられ、Consumer Staples(生活必需品)、Utilities(公共事業)が増やされています。

私はNISA口座でまったく同じことをやろうとしているのでとても参考になると思いました。

 

JEPIの弱み

相場の世界にフリーランチはありませんから、JEPIの手法が常に優れているわけではありません。

想定されるJEPIの弱みとしては以下のような点があげられます。

  • オプション売りはコツコツドカン
  • 高配当なので課税による投資効率低下
  • 低ボラティリティ作戦による利回り低下

 

オプション売りはコツコツドカン

プット売り、コール売りは株価が緩やかに上昇する相場でよく機能する取引手法なので、株価の急激な動きに巻き込まれると損失が出ます。

私の勝手な推測ではオプションがイン・ザ・マネーになったら買い戻し(損切り)して売り直す等を想定していますが、毎月の分配金への影響についてはよくわかりません。

あくまでも分配利回りは目安だと思われます。

 

高配当なので課税による投資効率低下

これもバイ・アンド・ホールドの周知の事実ですが、分配金が出ると税金が発生するので、資産を大きくすることが最優先の目的の投資家には高分配の商品は向きません。

あくまでもキャッシュフローをそれなりに優先する投資家、例えばリタイアが視野に入っているような人が向いていると思います。

 

低ボラティリティ作戦による利回り低下

ボラティリティが低い株は安定株なので利回りが犠牲になります。

ハイテク・セクターなどの成長著しい業種の比率を落とす代わりに安定性を求める作戦だということです。

こちらも高配当のデメリットと同じく、安定性を優先するリタイア組が向くように思います。

 

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まとめ

SBI証券で取り扱いが開始されるJEPI(米国株式・プレミアム・インカムETF)を紹介しました。

特徴としては以下のとおりで、

  • 手法:オプション売り、割安株
  • 目的:高配当、低ボラティリティ、キャピタルゲイン狙い

アクティブ型ETFになります。

JEPIはローンチから日が浅いですが結構人気が出ているようですし、私個人もかなり関心が高いです。

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