こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
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- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。
この記事は次のような人にオススメです
- 暗号資産に関心がある人
- 暗号資産と暗号資産CFDの違いが知りたい人
この記事の目的
マネックス証券の暗号資産CFDが「マネックスビットコイン」です。
インデックス投資をやられている方でビットコインの行方に興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
暗号資産CFDの特徴やCoincheck(コインチェック)との違いなども紹介します。
マネックスビットコインとコインチェックの違いは?
暗号資産CFDであるマネックスビットコインを暗号資産とCFDに分けて説明します。
暗号資産とは?
ビットコイン、リップル、イーサリアムなどが代表的な暗号資産です。
これらはインターネット上で電子的な決済の手段として流通しているけれど、法定通貨のように法律で価値が認められておらず、特定の国家による裏付けもありません。
暗号資産は暗号データなので実体がなく、公的な発行主体、管理者もいません。
なんだか不思議な存在ですが、要はお金と同様に価値があるとみんなが思っているということです。
そういう意味では金・銀などと同じ側面もあって、暗号資産は実体のない実物資産と言えるかもしれません。
暗号資産については以下の記事でも紹介しています。
CFDとは?
CFD(Contract For Difference)とは差金決済取引のことで、少額の証拠金を預けて原資産を保有しないで売買損益だけを証拠金で精算する取引です。
代表的なCFDがFXです。
なのでレバレッジが使えて、ショート(売り)から入れるのも一緒です。
CFDについては以下の記事でも紹介しています。
というわけで暗号資産CFDとは暗号資産を原資産にしたCFD取引ということなので、まとめると以下のとおりです。
暗号資産CFDマネックスビットコイン 3つの特徴
マネックスビットコイン(暗号資産CFD)の特徴を3つ紹介します。
これらのことを説明するために、現在の主要ネット証券3グループの暗号資産関連の取り扱いをまとめたのが以下の表です。
証券グループ | 暗号通貨 | 暗号通貨CFD | |
---|---|---|---|
SBIグループ | 会社 | SBI VCトレード | SBI FXトレード |
取り扱い通貨 | BTC、XRP、ETH | ||
分別管理 | あり | ||
破綻時の補償 | なし | ||
楽天グループ | 会社 | 楽天ウォレット | |
取り扱い通貨 | BTC、ETH、BCH | BTC、ETH、BCH、LTC、XRP | |
分別管理 | あり | ||
破綻時の補償 | なし | ||
マネックスグループ | 会社 | Coincheck | マネックス証券 |
取り扱い通貨 | BTCなど計14種類 | BTC、XRP、ETH、BCH | |
分別管理 | あり | ||
破綻時の補償 | なし | あり |
各グループとも事業者の役割や取り扱い通貨が違います。
暗号資産CFDについてはマネックス証券だけが別会社にせず証券総合口座で取り扱っている点がポイントです。
手続きが簡単
マネックスビットコインはマネックス証券の総合口座からの申込みで利用可能です。
SBI VCトレード、楽天ウォレットでは別会社での新規口座開設が必要ですのでマネックスビットコインの方が手軽に利用できるでしょう。
これは利用者拡大のためのマネックス証券の作戦かもしれませんね。
盗難リスクがない
これはマネックスビットコインだけでなく暗号資産CFDの特徴ですが、CFD取引では実物資産を直接売買しないので盗難リスクがないことが大きなメリットです。
盗難リスクは実物資産特有のリスクで、暗号資産だけでなく現金、貴金属などに共通するリスクです。
そして暗号資産特有の盗難リスクとしてクラッキング(外部からの不正な侵入)があり、暗号資産は保管場所(ウォレット)に注意が必要です。
暗号資産が盗まれる事件は後を絶ちませんが、実物資産を保有しない暗号資産CFDではこうしたリスクがないことはメリットでしょう。
資産保護の対象
マネックスビットコインはマネックス証券の総合口座での取り扱いですので、会社破綻時の補償が整っています。
分別管理については以下のような仕組みになっています。
暗号資産交換事業者に対する分別管理については仕組みは整っているものの、ここ数年で法整備などが進められてきました。
そういう意味では、監査などが果たして正しく機能しているのかは心配な部分があります。
破綻時の補償についてはマネックス証券のみが日本投資者保護基金の会員ですので、万が一分別管理が守られていなかった場合、顧客1人あたり最高1,000万円まで補償されます。
このように証券総合口座で暗号資産CFDが取引できる点はマネックス証券の有利な部分だと言えそうです。
【参考】マネックスビットコインの関連情報
暗号資産CFDの税金
暗号資産CFDの税金は雑所得の総合課税(最高税率55%)で、申告分離課税(一律20.315%)の対象外です。
現在のFXは申告分離課税ですが初期のFXが総合課税だったように、現時点の暗号資産CFDは総合課税ですので注意しましょう。
Coincheckとのシナジーに期待
Coincheckはマネックスグループの暗号資産交換業者ですが、現時点ではマネックスビットコイン(暗号資産CFD)とのシナジー(相乗)効果はないようです。
マネックス証券での取引で得られるポイントはCoincheckの口座でビットコインとして受け取れるのですが、マネックスビットコインについてはポイントの対象になっていません。
この点は今後に期待ですね。
まとめ
今回はマネックス証券の暗号資産CFD「マネックスビットコイン」について紹介しました。
暗号資産CFDの中でもマネックスビットコインには特有のメリットもあるので、暗号資産に関心がある人は利用してみてもよいかもしれませんね。