日経225オプションによるプロテクティブ・プット計画は一旦中止へ

米国株オプション
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こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

  • 日経225オプションでプロテクティブ・プットしてインデックス投資のポートフォリオを保護する作戦は、私の勘違いで当初の計画どおりにいかないことがわかりました。
  • プロテクティブ・プットについても解説します。

 

そーたろー
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ここはどんなブログなの?

  • お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

 

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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

そーたろー

この記事は次のような人にオススメです

  • プロテクティブ・プットに関心がある人
  • インデックス投資の資産保護に関心がある人

 

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この記事の目的

私は2008年からインデックス投資を続けています。

少しばかり資産も増えて、そして2020年の株価暴落をきっかけにポートフォリオを守ることに関心を持ちました。

以下の記事ではオプション取引がインデックス投資と相性がよいのではないか、という気付きをまとめています。

インデックス投資+米国株オプション取引の勉強を始めたよ【近況】
オプション取引はインデックス投資と整合性のある投資手法で、保有資産の保護やリタイア後のキャッシュフローの確保に役立つと思い勉強することにしました。 インデックス投資で株価暴落対策に興味がある人 インデックス投資をしつつキャッシュフローの獲得...

上記の記事で取り上げた資産保護を目的とした日経225オプションによるプロテクティブ・プット戦略ですが、実は想定通りにいかないことがわかったので今回の記事にまとめました。

まー、私の凡ミスなんですがね。。。

なおインデックス投資の資産保護については、少し違うアプローチの検討を始めています。

まとまったらブログで記事にしようと思いますので興味がある人はチェックしてくださいね。

 

日経225オプションによるプロテクティブ・プットを中止した理由

理由は単純に私の勘違いです。

ゼロの数を間違えて、桁をひとつ多くして試算していました。

  • 誤:オプション価格1円×1枚(1,000倍)×100倍=100万円
  • 正:オプション価格1円×1枚(1,000倍)×100倍=10万円

上記の試算は例えば日経225オプション価格が100倍に値上がったときに売却して得られる保険金の想定です。

1円のプット・オプションを1枚(つまり1単位=1,000円分)買って100倍になったら100万円という勘違いをしていました。

ところがよくよく考えたらゼロがひとつ多いので1,000円×100倍=10万円にしかなりませんよね。

私は1円のオプションを毎月1,000円で買い続け、ボラティリティの上昇でオプション価格が跳ね上がったら(上記の試算で100倍の部分)売却してまとまった保険金が取れると考えていました。

毎月1,000円で12ヶ月買っても年間コストは12,000円で、10年で100倍が1回でも取れれば収益になると考えていました。

しかし年間コストが12,000円で10年で10万円では無理ですよね。

オプション価格や倍率の他の組み合わせも考えられますが、最終的に私にはプロテクティブ・プットは不要という結論に至りました。

 

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【参考】プロテクティブ・プットとは?

ついでなのでプロテクティブ・プットについて少し説明します。

プロテクティブ・プットとはロング・プット(プット・オプションの買い)で保有資産の値下がりをヘッジするオプション戦略です。

オプションの買いと売り、コールとプットの基本的な考え方については、以下の記事で説明していますのでわからない方は参考にしてください。

【オプション取引とは】コールとプット、ロングとショートの基本紹介
オプション取引は最初の考え方が初心者にはややわかりにくいですが、インデックス投資のバイ・アンド・ホールドと相性のよい投資手法です。 オプション取引の基本形であるコールとプット、ロングとショートの考え方を紹介します。 これからオプション取引を...

ロング・プットは期限までに原資産(この場合は日経平均株価)が下落すると価値が上がるオプションです。

オプションとは権利行使日に権利行使価格で原資産を売り買いできる権利です。

ロング・プットの場合は原資産を権利行使価格で売ることのできる権利を保険料を払って買い持ちします。

日経平均株価なら空売りできる権利を持つイメージでしょうか。

権利行使価格が現在価格より離れているほど、そして期限が短いほど実際に到達する確率が低くなるのでオプション価格は安く、逆の場合は高くなります。

オプションは原資産の価格変動によって一緒に価格が変動します。

そしてオプションは権利行使日前に売り買い(ポジションを閉じる)することができます。

要するにタダ同然の安いプット(売ることができる権利)を買い持ちしておいて、株価が暴落してプット・オプション価格が数百倍とかに跳ね上がったタイミングで売却すると大きな利益になる「濡れ手にアワ」な作戦がロング・プットというわけです。

プロテクティブ・プットでは同時に原資産も買い持ちしますから、暴落によって保有資産が縮む一方で、ロング・プットが収益になるのでヘッジになるという戦略です。

なお私の保有資産は全世界分散ポートフォリオでオプションは日経225オプションなので厳密なヘッジではありませんが、これらの資産は完全に正の相関という前提での計画でした。

私のように機械的に買う作戦は機能しませんが、相場観があって鼻が利く人はスポットで参入してもよいかもしれませんね。

ただその場合でもオプションの買いは掛け捨て保険ですので、まとまった売却益を狙うと保険料もそれだけ高くなります。

 

そーたろー
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なかなか上手くは行かないものですね、、、

 

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まとめ

今回はプロテクティブ・プットによるインデックス投資の資産保護が想定通りに機能しない件について紹介しました。

ゼロの桁数をひとつ間違えて計画していたという凡ミスで、なんともお恥ずかしい限りです。

今後は残るオプション戦略であるショート(カバード・コール、キャッシュ・セキュアード・プット)を進めていこうと思います。

 

【参考】米国株オプションを勉強したい人におすすめ、KAPPAさんの本

Bitly
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