楽天証券2020決算説明から勝手に米国株オプションを妄想【ネタ】

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こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

楽天証券の2020年12月期決算説明資料を見て勝手に米国株オプションの取り扱いを妄想したネタ記事です。

 

そーたろー
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ここはどんなブログなの?

  • お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

 

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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

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この記事は次のような人にオススメです

  • 楽天証券の業績に関心がある人
  • ネット証券で米国株オプションの取り扱いを期待する人

 

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この記事の目的

楽天証券が2020年12月期決算説明資料を開示しています。

2020年12月期決算説明資料 | 楽天証券

楽天証券の好調な業績を見て米国株オプション取り扱いを妄想したので紹介します。

 

楽天証券の2020年12月期決算説明資料からピックアップ

個人的に気になった以下の点を紹介します。

  • 総合口座獲得数が大きく伸びた
  • 投資信託の残高、保有者数、積立者数が大きく伸びた
  • つみたてNISA口座は3割近いシェアがある
  • iDeCoの残高も順調に推移
  • ロボアドの契約数も順調に推移
  • 米国株取引が大幅に増加
  • スマホアプリ「iSPEED」も順調に増加
  • トウシル公式Youtubeチャンネル登録者数も順調に増加

 

総合口座は前年同期比+35.2%と伸びています。

 

2020年の新規口座獲得数は133万口座と大きく伸びています。

 

投信の残高も前年同期比+53.3%と大きな伸びです。

 

つみたてNISAの口座シェアは27.5%です。

 

iDeCoの口座数、残高も伸びています。

 

ロボアドの楽ラップも前年同期比+27.2%と伸びています。

 

米国株式は約定件数が11倍と尋常ではない伸び方をしています。

 

スマホアプリのiSPEEDが米国株式に対応したことが要因とのことです。

 

情報収集にYouTubeを使う若い人、初心者が急増しています。

以上のような内容で、楽天証券はとても好調であることがうかがえますね。

 

米国株オプションの取り扱いを妄想

ネット証券が活況なのはとても結構なことで、私はこうした状況を見て「ネット証券での米国株式オプションの取り扱いもありそうかなー」という期待がふくらみました。

ポイントをまとめると以下のとおりです。

  • インデックス投資をやる人が増えている
  • 米国株投資家が増えている
  • 若い世代の投資家が増えている

 

インデックス投資と米国株式オプション

米国株は当然として、インデックス投資も米国株式オプションとの相性がよいです。

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バイ・アンド・ホールドしながら米国ETFのプット売り、コール売りをやりたい人が出てくるはずです。

 

米国株・若い世代と米国株式オプション

スマホアプリiSPPEDで米国株を取引する投資家は比較的年齢が若いと考えられます。

彼らはYouTubeで情報収集する新しい投資家層で、情報感度が高いため米国株式オプションへのニーズは高まるのではないでしょうか。

例えば米国の個別株取引では以下のような戦略がとれます。

  • 資金効率を高めて値上がり益を狙う → コール買い
  • 価格下落のヘッジ → プット買い(プロテクティブ・プット)
  • 短期で差益を狙う → オプションの売りと買いを組み合わせたスプレッド取引
  • 株式を安く買いたい → プット売り(ターゲット・バイイング)
  • 中長期の効率的な値上がり益狙い → LEAPSコール買い
  • 計画的にレバレッジを掛けたい → ディープITMのLEAPSコール買い

こんな感じでいろんな選択肢が検討できて、後述しますが米国の個人投資家はオプションを組み合わせるのが当たり前です。

しかし日本の主要ネット証券ではオプション取引の環境自体がありません。

「オプションはデリバティブだから危険」といった考え方は「よく研がれた包丁は危険」と同じかなー、なんて思います。

 

日本の個人投資家とオプション取引の課題

日本のオプション取引環境について2016年に開催された以下の懇談会の報告があります。

デリバティブ投資家層の裾野拡大に向けた勉強会 | JPX

参加メンバーは以下のとおりです。

  • SMBC日興証券株式会社
  • 株式会社SBI証券
  • カブドットコム証券株式会社
  • 大和証券株式会社
  • 野村證券株式会社
  • 松井証券株式会社
  • マネックス証券株式会社
  • 楽天証券株式会社

米国株式を取り扱う主要ネット証券の名前がありますね。

この会では以下が目的とされています。

有価証券関連のデリバティブ投資家層の裾野拡大に向け、現状の把握及び市場の発展に向けた論点・課題を整理するため

この会の以下の資料によれば米国の個人投資家の7割近くがオプションを利用するというデータがあります。

海外個人投資家によるデリバティブ活用実態に関する調査報告書 | 野村総合研究所

一方で日本でオプション取引の環境が整わない要因として、以下のようなことが書かれています。

日本国内では、多くの証券会社は個人投資家によるオプション取引に対し、下記のような懸念を抱いている

  1. 採算性:「先物・オプションを取り扱っても、事業として儲からない・・・」
  2. 口座開設:「先物・オプション口座を開いてもらうのに一苦労・・・」
  3. 投資家教育:「投資家に先物・オプションを正しく理解してもらうことができない・・・」
  4. 社内教育:「実は社内(リテール部門)にも先物・オプションに詳しい人はほとんどいない・・・」
  5. 商品性:「指数先物はまだしも、オプション取引を浸透させるのは大変・・・」
  6. 取引ツール:「投資対効果を考えると先物・OPだけにシステム投資資源を集中できない・・・」

半分は証券会社サイドの課題、半分は投資家サイドの課題という印象です。

 

米国株オプションのすすめ

証券会社としても需要がなくて採算性が低いサービスには消極的にならざるを得ませんね。

すべての投資家にオプションが必要とは思いませんが、我々個人投資家としては新しいことを学んでレベルアップしていく必要があるのではないでしょうか。

個人的な意見としてはバンガードの日本撤退も日本の閉鎖性が関係しているんじゃないかなー、とか感じています。

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もちろん雇用制度とか税制とかいろいろな要素が関係すると思いますが、すでに投資を始めている個人投資家としてはフットワークを軽くして新しい価値観を積極的に取り入れたいですよね。

ちなみに私が大家さんを始めたのもそうした動機があります。

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専門性は大切ですが、一方で自ら進んでインデックス投資や米国株という枠に限定することはありません。

新しいことに取り組めば膨大な量のインプットがタダで手に入ります。

というわけでインデックス投資、米国株の人が株式オプションに関心を持ってもらえることを期待しています。

2021年時点で日本居住者の米国株オプション取引には外資系ネット証券が対応しており、私はサクソバンク証券を利用しています。

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まとめ

今回は楽天証券の2020年12月期決算説明資料の紹介と、そこから米国株式オプション取り扱いの可能性について考えてみました。

米国株式オプションの普及には利用者が必要なことは大前提ですから、インデックス投資や米国株の投資家に関心を持ってもらえたらよいなと思っています。

 

【参考】米国株オプションを勉強したい人におすすめ、KAPPAさんの本

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