こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。
この記事は次のような人にオススメです
- 退職金や相続財産の使い道を決めかねている人
- そろそろ投資デビューを考えている人
- 老後資金が不安な人
この記事の目的
銀行の窓口でお金の運用を相談すると確実にカモられるのでネット証券を使いましょう。
「え?なんで金融のプロが勧める商品を買ってはいけないの?」と思った人は確実にカモられます。
特に中高年で投資資金が潤沢にある人ほど注意が必要ですね。
なぜ銀行の窓口でお金の運用の相談をしてはいけないの?
金融機関の営業担当は顧客を儲けさせることのプロではなく、自分たち金融機関がいい感じに儲かるように顧客に適当な商品を売ることのプロだからです。
金融機関の営業は重いノルマがあることで有名で、押し売り、回転売買、詐欺事件が後を絶ちません。
私の母親も元本保証とだまされて外貨建て保険を買わされているし、私自身も彼らのボッタクリ営業を受けた経験があります。
なので銀行の窓口では絶対に運用の相談をしてはいけません。
このことは投資の神様と言われるウォーレン・バフェットさんが以下のように言っています。
散髪が必要かどうか床屋に聞いてはいけない
ホント、上手いこと言いますね。
また経済評論家の山崎元さんの著書にも繰り返し書かれていて、特にインデックス投資をやっている人の間ではもはや常識レベルのTipsでしょう。
普通の人が資産運用で銀行の営業担当と付き合って得することは何一つないので、以下の用途程度に留めるのがよいのではないでしょうか。
なおここでは銀行としていますが、証券会社を含む金融機関全般の営業は同じ穴のムジナなので、資産運用はネット証券を使うのがよいでしょうね。
銀行がボロ儲けする手口
お金を預けたらいい感じに儲けさせてくれそうで、ところがどっこい金融機関が儲けるためだけに存在しているという商品の一例を紹介します。
これらの売り文句は以下のようなものです。
手口としては以下のようなものです。
甘い言葉をささやかれてホイホイお金を差し出してしまう勉強不足の中高年が後を絶たないので、銀行はじめとする金融機関の営業と関わる事自体がそもそもの誤りです。
高コストな金融商品の例
彼ら金融機関の利益の源泉は販売手数料や年率コストなのですが、これがどれほど投資家にとって重い負担なのかという一例をあげると、
ファンド名 | 区分 | タイプ | 販売手数料 | 信託報酬 |
---|---|---|---|---|
ボッタクリクリ・ウハウハ・ファンド | アクティブ | 毎月分配 | 3.3% | 1.727%/年 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
パッシブ | 米国S&P500 | 0% | 0.0968%/年 |
販売手数料は買ったときだけ、信託報酬は毎年発生します。
表のファンドを100万円分買ったとすると以下のコストが発生するということです。
つまりパッシブ(インデックス)の方がイニシャル、ランニング・コストともに圧倒的に低コストだということです。
高コストなアクティブ型の方が低コストなパッシブより高確率で儲かるとか、何十倍も儲かるというわけでは全然ありません。
あくまでもアクティブ型は「儲かるようにがんばる」と言っているだけなので、それを信じて、または知らずに法外な手数料を払うのは愚かです。
なぜ高コストな金融商品がダメなのか?
高コストな金融商品がダメな理由は、アクティブ型であればパッシブの何十倍もの法外な金額になる根拠が明らかにされていないからです。
株式の年率の期待リターンは5〜7%/年くらいと言われ、年率リターンからコストを払った残りが投資家の取り分です。
単純計算で100万円の5%で5万円の年間リターンとすると、ここから1.7万円払うのと968円払うのとでは費用対効果が雲泥の差であることがわかると思います。
でも5万円の年間リターンから1.7万円引いても3.3万円残るならいい、と考える人もいるかもしれませんが、その考え方は運用的にはダメです。
なぜならアクティブ型が常にパッシブを上回る成績が約束されているなら高コストは許容できるかもしれませんが、成果は常に不確実だからです。
一般的にアクティブ型の未来の成績を正確に予測することはできないと言われており、過去の成績はまったく当てになりません。
年間リターンの5万円はあくまでも平均的に期待できるかもしれない値で、株価が暴落したりすればマイナス、例えば元本100万円が50万円くらいまで減ってしまうようなリスクを投資家は負っています。
つまりアクティブ型の成果はガチャみたいな運任せ(正確にはファンドマネージャーやAIのさじ加減次第)にもかかわらず、法外なコストは固定費として決まって出ていくので、リスクとリターンのバランスと費用対効果の面で投資家が得られるメリットが不明です。
私の感覚だと、公益ギャンブルなどは控除率(ショバ代)が高すぎて参加者の勝ち目がほとんどゼロで、胴元がガッポリと寺銭を取るのと近い仕組みに感じます。
胴元(金融機関)にとって賭けの参加者(投資家)の勝ち負けはどうでもよく、とにかく参加してもらう(金融商品を買ってもらう)ことがすべてです。
普通の感覚で1%という数字はとても小さく感じられるかもしれませんが、金融商品におけるコスト率1%というのは期待されるリターンの量と不確実さを鑑みると暴利と言ってよいレベルです。
このようにパッと見で損得がわかりにくくて、なおかつ彼ら自身がウハウハ儲かる商品だけをカモに売りつけるのが金融機関の儲けのカラクリです。
なお今回紹介した例は投信のコストが高いという観点ですが、他にも保険商品などはもっとエグいようです。
またリスクの観点として商品によっては為替リスクを負わされて何十%も損させられる危険性がありますが、金融機関はロクに説明しないという点も非常に重要でしょう。
とにかく庶民レベルの預金者のところに持ってこられる金融商品の話には一切関わらないのが身のためです。
まとめ
銀行の窓口でお金の運用の相談をしてはいけないよ、というお話を紹介しました。
投資のやり方がよくわからないという人はネット証券の一般NISAでETF、またはつみたてNISAでインデックスファンドを買うのがおすすめです。