初心者は高配当株のリスクとデメリットに注意【配当金生活は危険?】

資産運用全般
資産運用全般
記事内に広告が含まれています。

こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

高配当株は減配や値下がりリスクがあり、初心者が知らずに配当金生活を目論むと危険である点について解説します。

 

そーたろー
そーたろー

ここはどんなブログなの?

  • お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

 

そーたろー

この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

そーたろー

この記事は次のような人にオススメです

  • 配当金生活を目論む人

 

スポンサーリンク

この記事の目的

以下の記事で配当所得について触れました。

【3分講座】資産運用の初心者でもコツコツ増やす3つの行動とは?
資産運用の基本として「無理せずにお金を働かせる」堅実な考え方を紹介します。 支出を減らす、収入を増やす、お金を働かせる、をベースとした初心者でも今すぐできる方法です。 これから資産運用を始める人 資産運用って何からやればいいかわからない人 ...

私は配当所得は資産を増やすためなら「あり」、収入を増やす手段としては「なし」だと考えています。

なぜ収入を増やす手段として配当所得に頼るのが「なし」なのなのかについて説明します。

 

答え:初心者は要注意!配当金生活は実はリスクが高い

生活費として配当所得を当てにするとなると、それなりに大きな元手を用意して、それを高配当株へ投資したりします。

高配当株は株価の値下がりリスクが大きく、かなり危ないと思います。

 

スポンサーリンク

配当狙いのリスクが大きい理由

ある程度のまとまった額の配当所得を得ようとすると、必然的に大きな資金が必要になります。

例えば、年間100万円のキャッシュフローを目論むと、配当利回り3%の場合で、源泉徴収20%を考慮して4,166万円の株式を保有する必要があります。

株式市場の低迷、減配、個別株の倒産リスクなども考えると、なかなか難しい投資手法です。

安全性も考慮してディフェンシブ株なんかは一見良さそうなもんですが、そこは個別株です。

インデックス商品に比べれば振れ幅が大きい危険なゲームに参加していることに変わりありません。

配当利回りをもっと上げれば少ない元手で済むかもしれませんが、高配当株はその高い利回りに見合うだけの脆弱性をはらんでいると考えるのが妥当かと思います。

つまり株価が下落する可能性を十分考慮する必要があります。

また北米株なんかだと高配当、連続増配の優良株なんかがゴロゴロありますが、海外の個別株もかなりチャレンジングな気がします。

海外株式は為替リスクと2重課税のデメリットもあります。

というわけで、私は生活費を配当でまかなう投資はあまりしっくりきていませんが、資産を増やす目的やリタイア後のキャッシュフロー目的なら「あり」というスタンスかな。

FIRE・リタイアにおすすめの高配当・増配米国ETF【出口戦略】
主要ネット証券で買うことができる高配当・増配米国ETFとしてVIG、VYMなど6本を紹介します。 米国ETFはつみたてNISAやiDeCoだけでは実現できない先進的なインデックス投資を可能にします。 米国ETFに関心がある人 高配当・増配株...

 

配当金と分配金

配当所得は株式の配当金以外にも、投資信託の分配金も該当します。

  • 配当金:株式会社が利益の一部を株主へ支払うもの。
  • 分配金:投資信託がファンドの資産から投資家に払うもの。

似たようなものですがこれが全然違います。

配当金は利益を株主へ還元するものですが、分配金は必ずしもファンドの利益分とは限らず、投資家の原資が含まれることもあり得ます(タコ足分配といいます)。

なので資産を増やす目的なら配当金狙いは理にかなっていますが、分配金は必ずしも理にかなっているとは言えません。

ですので分配金の方はファンドの方針と分配金の内容に注意した方がいいです。

インデックスファンドの場合は問題ないと思いますが。

 

配当金狙いのメリット

  • 保有しているだけでOK
  • 配当金は確定益となる

配当金の支払いをうたっている個別株を買って持っていれば配当金をもらえますから人気ある投資手法です。

もちろん配当金狙いの投資はありです。

 

スポンサーリンク

配当金狙いのデメリット

  • 大きな配当金を目論むと大きな資金が必要
  • 投資資金が現金で戻ってくるので投資効率が悪い(20%課税)
  • 業績悪化で減配のリスクあり

ここらへんは投資スタイルの話でしょうか。

成長株などでキャピタルゲイン(値上がり益)狙いなら無配当の方がよい場合もあります。

 

投資信託、ETFの分配金について

インデックス投資では再投資ありを選ぶのが一般的でしょうか。

またインデックス投信以外は、先のタコ足分配みたいなのもありますのでファンドの方針を確認した方がよいです。

 

海外株式の配当/分配金の2重/3重課税問題

現地で源泉徴収され、日本でも源泉徴収されるため、こちらも投資効率が落ちます。

確定申告でごにょごにょすれば一部が戻ってきます。

 

スポンサーリンク

配当金/分配金 そーたろーの場合

個別株の配当利回り

こちらは重視します。高めが好みです。

ただし配当利回りはいくつかある銘柄選定の条件のひとつで、キャッシュフロー目的で高配当株に特化して買っているわけではないです。

保有中の株価の下落ダメージを和らげる目的が大きいです。

なお成長性を取るなら無配当の方がいいかもしれないし、高配当株は安全性が低いかもしれません。

このへんは投資スタイルによる好みが分かれるところでしょうか。

投資信託/ETFの分配金

こちらは重視しません。

インデックス投資なので投信では再投資ありを選びます。

ETFでは一応気にする程度です。

配当金/分配金の使途

基本的にプールして再投資しています。

追加の出資をしないで資産を膨らますための燃料として考えています。

 

まとめ

  • 配当金/分配金で生活費を賄おうとするのは危ない
  • 資産を増やす目的で配当金/分配金を狙うのはあり

時間軸を上手に利用して増やすのが上手いやり方だと思っています。

目先の利益を追いすぎて、思わぬリスクに見舞われないようにしたいですね。