こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 節約生活20年以上のベテランです。
- インデックス投資による資産運用も10年以上の実績があります。
この記事は次のような人にオススメです
- 老後資金・年金が足りなそうなので対策が知りたい人
- 生活費のなかでも固定費の削減に関心がある人
この記事の目的
老後資金・年金が足りないことは広く関心が持たれています。
特に公的年金については払った分を下回るといわれています。
私たちは自分にできることが何かを考えて具体的なアクションを起こすことが必要です。
今回の記事では生活費を上手に削減して老後資金を貯める方法を紹介します。
また昨今はiDeCoをはじめとする私的年金制度が整備されてきています。
生活費を浮かせて、お金は私的年金制度で運用する、こうした考え方を紹介します。
こうした支出を抑えて、余ったお金を運用する考え方については以下の記事をベースにしています。
【老後資金の貯め方】大型固定費の削減が効果的
老後資金を貯めるために生活費の削減が必要だ、と無理な倹約生活を強いると破綻します。
支出を減らす場合、小さなものより大きなものを削った方が効果が高いです。
そこで一般的には3大支出、または5大支出から着手しましょう、といわれます。
3大支出と5大支出とは?
1〜3が3大支出、5までが5大支出です。
どれも大きな支出ですね。
上記のうち緑太字の1、4、5が今回のテーマの対象です。
生活費の削減ということで比較的取り組みやすいでしょう。
同じく生活費を下げる工夫として、通信費の節約については以下の記事もどうぞ。
【年金が足りなくて不安】上手に貯めるコツは?
私は以下のように捉えています。
今回取り上げる住宅費用(家賃)、自動車、保険については家族環境、居住地、生活スタイルなどによって個人差が大きいですよね。
ですので、自分にできることが何なのかを考えて、できるものから着手するということで構いません。
3つのコツを見ていきましょう。
コツ1:無理のない節約
年金不足の不安に駆られて、生活に必要なものを何から何まで削るのは方向性が間違っています。
苦痛や惨めさを感じるような厳しい倹約はいろいろと弊害があります。
削れないものについては残し、支出の水準が適切なのかを考えましょう。
コツ2:生活レベルを上げない
生活レベルは一度上げてしまうと下げるのが難しいです。
贅沢が習慣化して「お金がいくらあっても足りない」と感じてしまわないようにしましょう。
少しおかしな例えかもしれませんが、ドッグフードにはドライタイプとウェットタイプがあります。
ドライタイプをやめてウェットタイプをペットに与え続けると、ドライタイプは食べなくなるか、出されると怒り出したりするようです。
一度味を占めると元には戻れないのですね。
人間の場合は自制心というのが備わっていますから(いますよね?)、このあたりを意識してコントロールしましょう。
コツ3:上手に仕組み化する
楽しく、ゲーム感覚で取り組めるような仕組み作りをしましょう。
例えば、貯めたお金をスプレッドシートに記録してグラフ化したりすると、視覚的に成果が感じられます。
小さな達成感を積み重ねるのは大きな成果を手にするための定石です。
イチロー選手も言っています。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
イチロー
イチロー選手は習慣化することの重要性を説いています。
楽して貯めるには自分なりの工夫も必要ですね。
以降では住宅費用(家賃)、自動車、保険の削減について考えていきます。
住宅費用(家賃)の削減
賃貸住宅の人は毎月の家賃が固定費に占める割合がもっとも高いでしょう。
ですので「できるだけ安い部屋に住む」が答えになります。
まずは水準を把握することから始めて、家賃を削減できないか検討しましょう。
今まで意識していなかった人であれば効果が見込める可能性があります。
女性の場合は防犯上の理由などから、男性に比べ条件が増えるため物件探しは簡単にはいかないかもしれません。
家賃を下げるのは簡単ではありませんが、大きな支出なので削減する努力は大切でしょう。
住宅費用(家賃)の削減アイデア
以下のアイデアを紹介します。
訳あり住宅狙い
相場よりも安い賃貸物件は何かしらの理由があります。
しかし借り手にとって問題なければそうした物件は狙い目でしょう。
例えば駅から遠い、築古、間取り、1階、交通の便が悪いなど、自分が妥協できるポイントがあれば安く借りるための武器になります。
閑散期狙い
最近はインターネットで不動産ポータルサイトがありますので、近隣の家賃相場の把握もしやすいです。
賃貸物件は年度変わりの3~4月が繁忙期とされます。
繁忙期は物件の数は増えますが競争も増えることが予想されますので、繁忙期の前から調査を始めておくのは一計でしょう。
また閑散期にも網を張っておいて値下げ交渉するのもよいかもしれません。
極狭住宅狙い
一般に、郊外に行くほど賃料は下がり、都心に行くほど賃料は上がります。
ここはトレードオフの関係になりますが、家賃を下げるために郊外へ引っ越して、通勤の負担が極端に増えるのは避けたいところです。
通勤の問題は都市部への一極集中化が進んでおり、なかなか解決が難しい問題です。
ところがここ数年、都心では極狭の3畳物件というのが登場して20〜30代に人気化しているというニュースを良く見ます。
駅やコンビニが近く、職場も近く、家賃も都心で5万円台から、という物件が空室待ちの人気とのことです。
物は持たないので狭くてよいから、清潔で、安くて、職場に近い部屋に住みたいというニーズを捉えているのでしょう。
ネットとSNSはスマホがあれば事足りるし、もちろんテレビなんて見ませんし、ミニマリストのような物を持たずシンプルな生活を指向する人が増えたのかもしれません。
郊外住宅狙い
最近はオフィスワークのクラウド化、テレワークなどのイノベーションが普及しています。
今後は都心で働かずとも、郊外で安い家賃でゆったりと暮らす、という選択肢も可能になりつつあります。
都心の一極集中化が巻き戻すかもしれませんね。
【補足】収入から見る適切な家賃
一般に手取り月収の3分の1が目安と言われますが、私は「なかなか高いな」と感じます。
手取り20万円/月で家賃7万円近くですから、かなり大きい出費です。
できる・できないは別として、まずは賃料を安く抑える意識は持った方がよいでしょう。
家賃の削減は節約効果の大きいポイントです。
【参考】そーたろーの住宅事情
私は賃貸に住んでいますが近隣相場より常に約2万円程度安い部屋に住んでいます。
賃料が安くて何か困ったことがあるかといえば特にありません。
家賃の目安と言われる手取り給料の3分の1を大きく下回り、これを20年以上続けています。
を削減したことになります。
私は節約している意識というのは特にありませんでしたがなかなかの成果ではないでしょうか。
探せば安く住める部屋はあります。
自動車関連費用の削減
自動車については生活環境によっては無くせない人も大勢いるかと思います。
ここでのポイントは「自動車が生活に必要不可欠かどうか」です。
絶対に必要なものを無理してやめる必要はありません。
もしなんとなく便利だから所有しているなら必要性を検討すればよいでしょう。
特に都市部に住んでいる人でやめてみたら意外となくても平気だった、という人はラッキーですよね。
自動車関連費用の削減アイデア
以下のアイデアを紹介します。
自動車のサイズダウン
いきなり自動車を手放すのが難しい人は、ありきたりですがまずはサイズの小さな自動車に乗り換えることでコストの削減に効果があるのではないでしょうか。
種類 | 年間維持費 |
---|---|
2,000cc | 50万円 |
1,000cc | 40万円 |
660cc | 35万円 |
125cc(小型自動二輪) | 4万円 |
自転車 | 2,000円 |
と思ったけど、うーん四輪車の場合、あまり変わらないですね。
比較対象としては微妙ですが、近頃人気の125cc(小型自動二輪)か、エコな自転車なら圧倒的な維持費の削減効果が見えますね。
自動車のアウトソース
これも定番かもですが、都心や市街地にお住いの方であれば思い切ってレンタカー、カーシェア、タクシーなどに移行するという手もあるのではないでしょうか。
種類 | 年間コスト |
---|---|
自家用車(1,000cc) | 50万円 |
レンタカー | 65万円 |
カーシェア | 30万円 |
タクシー | 40万円 |
100km/月の利用でこんな感じでした。
100km/月も使うなら保有した方が圧倒的に便利っぽいですね。
結局は自動車を使わない生活へ移行しないとコストの削減にはならないということでしょう。
いずれにしろ自動車の維持費はものすごいので、週末くらいしか乗らないのなら手放した方が金銭的なメリットが大きいでしょう。
【参考】そーたろーの自動車事情
私は現在市街地エリアに住んでおり自動車は保有していません。
普通免許は持っていて20代前半まで自動車を所有していましたが、就職してから手放しました。
年間維持費40万円、車両価格150万円を10年で乗り換えるとして20年間の想定コストは、
これもスゴイ額ですね。
自動車はあると便利ですがとにかく維持費がもの凄く高いです。
今のところ私の生活スタイルでは自動車は無くても問題ないです。
保険料の削減
保険商品というのは数百万〜数千万の高額な買い物です。
生命保険、医療保険は代表的な保険でしょうか。
保険料の削減アイデア
以下のアイデアを紹介します。
生命保険の見直し
生命保険は自分に万が一のことがあって経済的に困る人がいる場合に加入する保険です。
単身者であれば基本的に生命保険は不要でしょう。
結婚して子供がいても子供がすでに成人しているとか、すでにある程度の金融資産が築けているのであれば生命保険は削れるかもしれません。
医療保険の見直し
医療保険は自身の病気やケガでの入院や手術に備える保険です。
日本は国民皆保険制度がありますから健康保険料を払っていれば診療については実費は3割で済みます。
従って診療費についてはあまり心配しなくてよいのではないでしょうか。
入院治療についても高額療養費制度というのがあって、高額な医療費がかかったときでも自費の上限を設けて負担を抑えてくれます。
高額療養費制度については事後の申請なのでいったんは自分で仮払いする必要があります。
しかし仮払いはある程度の貯蓄があればまかなえるので、民間の医療保険に加入する意義はそれほど高くはないのではないでしょうか。
持病があるとか、遺伝的に特定の疾病に掛かりやすいとか個別の事情によって医療保険の必要性は変わるでしょう。
しかし基本的に健康な人なら健康保険だけで十分ではないでしょうか。
どうしても医療保険に入りたければ、掛け捨ての安いものでよいかと。
【補足】保険に関する予備知識
保険は世の中になくてはならない商品です。
しかし認識しておくべきこととして、保険会社は営利の民間企業だということです。
保険会社は利益が出るように計算した上で保険商品を売っています。
保険に加入する際は、保険の必要性と補償内容を十分に検討し、必要な保険に絞って加入しましょう。
【参考】そーたろーの保険事情
生命保険と医療保険には非加入、掛け捨てで月額数百円の損害賠償保険にのみ加入しています。
例えば医療保険に加入していたとして以下のように計算してみました。
なかなかの額ですね。
【貯めたお金の運用】インデックス投資がおすすめ
私の場合で、20年間で1,700万円の大型固定費が削減できていることになります。
こうして節約で捻出したお金を貯金として貯めておいて老後資金とするのはもちろんOKです。
しかし今回の記事の最大のポイントは以下のとおりです。
目的はがんばって節約してお金を貯めることではなく、貯めたお金を運用資金とすることです。
例えば25〜45歳の20年間、家賃を毎月20,000円、保険料を毎月5,000円節約して年利5%のインデックス投資で運用した場合、以下のような試算結果になります。
また例えば医療保険だけの例であれば、25〜65歳の40年間、毎月5,000円節約して年利5%のインデックス投資で運用した場合、以下のような試算結果になります。
毎月数千円、数万円の節約が数百万円の差を生みます。
つみたてNISA、iDeCoで運用しよう
老後資金をインデックス投資でまかなうための公的な制度としては以下があります。
つみたてNISAは金融庁が、
確定拠出年金制度(iDeCoなどは)厚生労働省がそれぞれ管轄しています。
これらの制度を使って株式インデックスで運用した場合、大きな運用益が得られる可能性があります。
また月に1万円の少額投資であっても、長期で複利運用できれば老後資金の助けになるでしょう。
こうした政府が主導している制度を積極的に利用して自己資金を運用することはもはや当たり前といえるのかもしれません。
インデックス投資に上手下手はありませんので投じるお金さえあれば誰でもできます。
貯金だけでは到達できない老後資産を視野に入れることができるでしょう。
まとめ
家賃、自動車、保険に大きな節約効果があることを紹介しました。
これらは生活スタイルを変える必要があるため、今すぐ簡単に取り組めることではないかもしれません。
まずは減らしても問題ないものを探すところから始めて、少しずつ貯めていきましょう。
貯めたお金をインデックス投資で運用できれば最善でしょう。
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