ファースト・トラスト社ETFが主要ネット証券で新規取り扱い開始

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こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

国内主要ネット証券でFDN、FVDなどファースト・トラスト社の海外ETF8本の新規取り扱いが始まったので紹介します。

 

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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

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この記事は次のような人にオススメです

  • 海外ETFに関心がある人
  • テーマ投資ETFに関心のある人

 

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この記事の目的

2020年9月18日より国内主要ネット証券でファースト・トラスト社の海外ETF8本の新規取り扱いが始まりました。

今回の8本はアクティブETF、テーマETFが中心で、インデックス投資のポートフォリオのコアというよりは補助的に組み合わせて使うべきETFになるでしょう。

ファースト・トラスト社と8本のETFを紹介します。

 

ファースト・トラスト社とETF

今回新規取り扱いが始まったETFは以下の8本です。

※表が見切れている場合は右へスクロールできます。
シンボル タイプ カテゴリー 経費率 純資産
総額
[百万米ドル]
銘柄名
FAUG アクティブ オプション 0.85% 24 米国株バッファ ETF 8月
FFEB アクティブ オプション 0.85% 126 米国株バッファ ETF 2月
HYLS アクティブ ハイ・イールド債 1.23% 1,710 タクティカル・ハイ・イールド ETF
LMBS アクティブ 不動産関連証券 0.67% 5,630 ロー・デュレーション・オポチュニティーズ ETF
FDN テーマ テクノロジー 0.52% 9,160 ダウ・ジョーンズ・インターネット・インデックス・ファンド
FPX テーマ IPO株 0.58% 1,300 米国エクイティ・オポチュニティーズ ETF
QCLN テーマ クリーンエネルギー 0.63% 244 NASDAQ クリーン・エッジ・グリーン・エナジー・インデックス・ファンド
FVD ファクター 高配当株 0.71% 8,620 バリュー・ライン・ディビデント・インデックス・ファンド

今回のETFはマネックス証券のみアクティブETFのFAUG、FFEBを加えた8本で、楽天証券、SBI証券はそれ以外の6本となっています。

10年で約5倍になった銘柄も登場 海外ETF8銘柄追加 | マネックス証券

【海外ETF】クリーンエネルギー関連株等に投資できるファースト・トラスト社のETF6銘柄を新規取扱開始! | 楽天証券

SBI証券でも取り扱いがありますが紹介記事はありませんでした。

アクティブETF、テーマETFが中心ですので全体的に信託報酬は高めです。

 

ファースト・トラスト社とは?

ファースト・トラストは米国シカゴに本拠を置く運用会社で、アクティブ型ETFの運用残高が世界1位です。

アクティブ型ETFの他にテーマETF、ファクターETFも多数運用している会社です。

【アクティブ運用型が強み】ファースト・トラスト | マネックス証券

 

【参考】ファクターETFとは?

実は私はファクターETF(スマートベータ)という言葉を今回初めて知りました。

スマートベータとは何らかの要素にフォーカスする考え方なんですね。

要するにバリュー、グロース、高配当、低ボラティリティなどを表す総称です。

ですので高配当ETFなどはファクターETFですからスマートベータということになりますね。

スマートベータリターンの源泉を活用する新たな方法 | BlackRock

それでは簡単に各ETFを紹介します。

 

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ファースト・トラストの新規ETF8本

米国株バッファ ETF 8月(FAUG)、2月(FFEB)

FAUG、FFEB はSPYへの連動を目指すバッファETFです。

バッファETFというのはオプションを使って損失を防ぐバッファを設ける代わりに、価値が上昇した場合に上限を設けるという仕組みを持つETFです。

ファクトシートによると、プットとコールの買いと売りのポートフォリオを構築し、8月と2月はオプションの限月ですね。

 

タクティカル・ハイ・イールド ETF(HYLS)

HYLSは信用が低く、利回りが高いジャンク債へ投資するETFです。

ファクトシートによればロング・ショート戦略のアクティブETFでしたので、割安を買って割高を売るということですね。

信託報酬も年率1.23%とズバ抜けて高いです。

 

ロー・デュレーション・オポチュニティーズ ETF(LMBS)

LMBSもアクティブETFで、主に不動産担保ローン証券に投資します。

このETFはインカム・ゲインの追求が目的で、値上がり益の確保は副次的な目的です。

Yahoo FinanceでYieldを見たら2.17%ということで、それほど高い分配金が得られるというわけでもなさそうです。

 

ダウ・ジョーンズ・インターネット・インデックス・ファンド(FDN)

FDNはダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数の値動きと利回りに連動する成果を目指すETFです。

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数はインターネット業界の大型かつ最も活発に売買されている米国企業を代表する銘柄で構成されています。

構成銘柄は以下のセクターで9割を占めています。

  • 情報技術 46.93%
  • 通信サービス 26.40%
  • 一般消費財18.54%

「とりあえず今流行っている株を集めました」的な印象を受けましたがどうでしょうか。

 

米国エクイティ・オポチュニティーズ ETF(FPX)

FPXは時価総額が大きく流動性に富んだ米国のIPO企業100社をピックアップした「IPOX-100 米国指数」に連動するETFです。

FPXは直近10年間で約5倍の上昇を見せているとのことで、とても好調なETFです。

 

NASDAQ クリーン・エッジ・グリーン・エナジー・インデックス・ファンド(QCLN)

QCLNは米国で上場されているクリーンエネルギー企業の株式で構成されているETFです。

構成銘柄の1位はTeslaで9.4%でした。

普通のクリーンエネルギーへ投資するテーマETFです。

 

バリュー・ライン・ディビデント・インデックス・ファンド(FVD)

FVDはS&P500の配当利回りを上回る配当利回りの企業で構成されたETFです。

ファクトシートで投資先の業種を見てみると以下のセクターで約7割を占めていました。

  • 公共事業 23.36%
  • 金融 18.88%
  • 資本財 16.77%
  • 生活必需品 10.05%

概ね高配当なセクターで構成されているようですね。

 

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まとめ

ファースト・トラスト社の海外ETF8本を紹介しました。

テーマETFが中心ですので使う場合は補助的に用いるのがよいでしょう。

「インデックス投資超ヒマすぎ問題」に悩まされている方はポートフォリオのお供にいかがでしょうか。