こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
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- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。
この記事は次のような人にオススメです
- 長期投資でテーマETFに関心がある人
この記事の目的
2020年の春、イノベーション指数を提供する米国Motif社が急遽事業をたたみ、ETFはゴールドマン・サックスにより継続運用されるというニュースがありました。
しかし今回はそのETFたちが統合されるそうですので紹介します。
ゴールドマン・サックスのテーマETFが上場廃止、GINNへ併合へ
以下はGSAMの公式情報です。
ゴールドマン・サックスETFトラストの再編成(併合)にかかる重要なお知らせ | GSAM
以下のETFが2020年11月6日で上場廃止なります。
ティッカー | 銘柄名 | 経費率 |
---|---|---|
GDAT | GS MotifデータイノベーションETF | 0.50% |
GDNA | GS MotifヘルスケアイノベーションETF | 0.50% |
GFIN | GS Motif金融イノベーションETF | 0.50% |
GMAN | GS Motif製造イノベーションETF | 0.50% |
GBUY | GS Motif消費イノベーションETF | 0.50% |
これらが廃止されて2020年11月9日より「GS イノベーション ETF」1本へ併合されるとのことです。
これに伴いETFは以下の取り扱いになる見込みとのことです。
日本においては、テーマ型 ETF を売却し、新 ETF を購入したものと扱われる可能性がありますが、税金の取扱いの詳細については、税務専門家等にお問い合わせください。
上場廃止によって売却が発生するようです。
Goldman Sachs Innovate Equity ETF(GINN)について
新しいETFのシンボルは「GINN」で、以下はGSAMの公式情報です。
Goldman Sachs Innovate Equity ETF | GSAM
2020年11月10日時点でネット証券の取扱状況は以下のとおりでした。
先のGSAMのアナウンスによれば今回の件で新ETFへの乗り換えになるようですので、海外ETFを取り扱う主要ネット証券でも取り扱われるようですね。
また楽天証券では今回併合となる5本のETFのうち3本が買付手数料無料ETFに指定されていましたが、本件の影響により銘柄が入れ替わっています。
ファンドの上場廃止や繰上償還リスクについて
老後資金づくりのためにつみたてNISAやiDeCoを始める人が増えています。
また最近はFIREムーブメント(早期リタイア)を志向する若い人も増えているでしょう。
これに伴ってインデックス投資やETFに関心を持つ人も増えると考えられます。
しかし米国ETFについてはまだまだアーリーアダプター(初期採用層)向けな雰囲気があります。
私の場合は2008年にインデックス投資を始めると同時に初期投資として米国ETFを買い入れました。
また今後はセクターETFや高配当ETFを買い入れる計画もあります。
長期投資においては低コストETFは投資家に大きなメリットがあります。
一方で今回ゴールドマン・サックスETFが上場廃止、併合するように小粒なテーマETFなどはあまり長期投資向きではないかもしれません。
また、つい先頃はバンガードの日本支社が撤退するとのことでインデックス投資界隈がざわついておりました。
バンガード日本撤退、日本の個人投資家への影響は?投資信託、ETFは大丈夫? | トウシル
バンガードの方は日本で運用する投資信託に影響はないとのことです。
ETFの上場廃止や投資信託の繰上償還は運用商品を強制的に決済しなければならず、課税や手数料が発生して複利効果が弱まってしまいます。
長期投資家にとっては起きて欲しくないことです。
こうした事態を避けるためにはできる限り資産規模の大きなベーシックな運用商品に絞って投資することでしょう。
今回併合になるテーマETFなどの「変わり種」をポートフォリオに組み入れる場合は、長期投資のお作法をわきまえた上で戦略がブレないよう注意したいですね。
インデックス投資をされる人は上場廃止や繰上償還というリスクがあることを認識しておきましょう。
まとめ
ゴールドマン・サックスのテーマ型ETFが上場廃止、併合されるニュースを紹介しました。
インデックス投資は退屈なのであれこれしたくなりますが、資産規模の小さな運用商品は今回のような事態が想定されることを頭の片隅に置いておきましょう。