つみたてだけじゃないインデックス投資の逆張り手法【体験談】

株価暴落・逆張り
株価暴落・逆張り
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こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

私がインデックス投資でつみたて以外に逆張りも取り入れている理由を体験談を交えて紹介します。

 

そーたろー
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ここはどんなブログなの?

  • お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

 

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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

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この記事は次のような人にオススメです

  • インデックス投資で逆張りしたい人

 

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この記事の目的

以下の記事で、株価の調整局面で追加投資する方針だ、と書いたので今回は逆張りについて書きます。

香港上場インド株ETF(02836)から10年ぶりに分配金が出た
2020年にインド株ETFの02836から10年ぶりに分配金を受け取り、ETFへの再投資について考察しました。 インディアETFに関心がある人 ETFの分配金の再投資に関心がある人 この記事の目的 私は2008年からインデックスファンドへの...

私もつみたて投資をやっていますが、つみたて投資はあくまで平均を狙う投資方法です。

長期投資を成功させる秘訣はよいものを安く買うこと、その答えのひとつが逆張りではないでしょうか。

 

逆張りスタイルの直観

投資を始める以前の20代の頃、株式投資をやっている人の密着取材をテレビで見たことがありました。

そこでは「今日はこの銘柄でこれこれこんな理由で儲かった」みたいなことを言っていたように記憶しています。

私としては、毎日細かな情報を追い回して短期的な成果を求めるやり方に落ち着きの無さを感じました。

そのとき直観として「自分ならよいものを探して、それが安くなるのを待ってから買いたい」と思いました。

たとえ悪いニュースが出て株価が下がっても「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のだろうから、自分ならそこを狙いたいという感じです。

当時は自分が逆張りだと意識していませんでしたが、これが最初のエピソードです。

 

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インデックス投資と逆張り

自分が投資を始めようと思ったとき、スタイルとしてはじっくりチャンスをうかがって「ここぞ」というときに出動するのがよいような気がして、長期で株式インデックスへ投資することにしました。

長期投資では素早い損切りはしませんし、人気化している投資対象に乗っかって儲けようともしません。

これらは短期売買の順張りの思想です。

値下がりまで待って安く仕込み、値上がりを待つ逆張りのスタイルが自分には合うと思いました。

つまり逆張りはインデックス投資で長期投資するのに適した手法というのが私の認識です。

 

順張りと逆張り

株価の上昇局面で買いで出動するスタイルは順張り、反対に下落局面で買いで出動スタイルが逆張りです。

順張りはみんなが買っているから自分も買う、またはみんなが売っているから自分も売る。

逆張りはみんなが売っているから自分は買う、またはみんなが買っているから自分は売る。

流れに従うか逆らうかの違いです。

短期売買は順張りで、長期投資は逆張りで、がセオリーだと思います。

 

逆張りとつみたて

長期投資は投資期間が長いので複利効果が大きく寄与します。

複利効果は期間が長いほど利益が大きくなっていきます。

加えて投下資本が大きいほど資産が大きくなります。

しかし逆張りでタイミングを計って資本投下しようとする行為は、そのタイミングが訪れない限り投資しないということなので複利効果が弱まります。

一方、つみたて投資ではタイミングを計らず、常に資金を投下し続けるので複利効果が高まります。

逆張りとつみたては完璧な両立はできません。

 

で、どうするの?

私の場合は毎月つみたてながら、大きく株価が下がったらスポットで追加投資するか、下げの期間のつみたてを厚くするというスタイルを取り入れています。

つみたてはつみたてNISAや確定拠出年金制度を利用すれば節税のメリットがあるので積極的に活用したいです。

つみたてだけがよいのか、追加投資もした方がよいのかは相場次第、その人の考え方次第ですので、一概にどちらがよいというものではありません。

以下の記事では逆張りとつみたての検証をしています。

つみたて投資中の株価暴落は逆張りで追加投資した方が儲かるの?
つみたて、つみたて+逆張り併用、逆張りする資金もつみたて、という3パターンから追加投資の効果を紹介します。 株価暴落時の追加投資の効果に関心がある人 この記事の目的 私の場合、インデックスファンドをつみたて投資しながら、株価が安くなったら逆...

 

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逆張りの思わぬメリット

この逆張りのよいところは、つみたてたファンドが値下がりしたときに「恐怖で売る」ということがない点です。

逆に下げ相場は追加投資のチャンスです。私の資産の安全資産の比率が高いのは安全性重視というよりこれが理由です。

資金を温存気味にしますから上げ相場のパフォーマンスは落ちます。

でも儲けたい一心で全開で投資して、多少の下げで恐怖に支配されるのは私は嫌です。

特に最初のうちはちょっと少ないくらいでちょうどいいと思います。

よいものを安く買うには工夫が必要です。

といっても高いときに無理して買わなければよいだけです。

上げ相場はつみたて分がカバーしていますので、欲をかいてもっと儲けようと思わなければ投入済みの資金で利益を享受できます。

一方で、複利効果を高めるには早い段階で資金を投入した方が有利なので、このあたりを天秤にかけて自分の丁度よいところを探す工夫も必要でしょう。

いずれにしろ自制心の問題かもしれません。

以下はリスクを取りすぎると売りたくなってしまう理由の説明です。

プロスペクト理論で考える株価暴落とインデックス投資継続のコツ
インデックス投資においてもリスクを取りすぎると株価暴落局面で保有ファンドを売りたくなってしまうものですが、こうした心理をプロスペクト理論から解説します。 インデックスファンドを売りたくなってしまう人 絶対にインデックスファンドの途中売却をし...

 

リバランスとは逆張りのこと

投資の世界では投資対象ポートフォリオを構成して、一定の比率を守るようにメンテナンスします。

このメンテナンスのことをリバランスといい、値上がり銘柄の超過分を売って、値下がり銘柄の不足分を買うことで調整します。

つまりこれは逆張りしてるのと同じことです。そしてこの逆張りがリスクを抑えて、リターンを最大化します。

つまりリバランス行為が優れているというより、逆張りが優れているというのが私の理解です。

インデックス投資のリバランス頻度は5年に1度で十分説【超ズボラ】
私は2008年からインデックス投資を続けています。株式ファンドのみで運用していて、5年に1度くらいしかポートフォリオのリバランスをしない運用を紹介します。 インデックス投資のリバランスの頻度に関心がある人 この記事の目的 私は資産運用として...

 

逆張りとは少数派であるということ

ただへそ曲がりだから逆のことをするわけではありません。

パニック相場では誰がどのような理由で株を売っているのかを自分なりに理解しておく必要があります。

株を売らざるを得ない人が売って株価が下がっているのに、売らなくていい人が一緒に売っていたら儲けられません。

パニックのときにみんなが見ている方向を見て一緒に怖がっていたら株は買えません。

私はできるだけみんなとは反対側を見ていたいです。

次回そういう機会が訪れたときに対応できるかは私にもわかりませんが、これは経験が物を言う世界だと思います。

以下の記事ではマーケットのメカニズムや個人投資家が持っている優位性についても知っておく必要があることを解説しています。

インデックス投資の逆張りは個人投資家の特権だよね【知らないと損】
個人投資家には時間的な制約がないため、相場の状況変化に合わせて保有資産を売る必要がありません。このことがインデックス投資で逆張りする個人投資家の特権になるという考え方について紹介します。 インデックス投資と逆張りの効果に関心がある人 この記...

 

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まとめ

私が逆張りを取り入れているきっかけや考え方を紹介してみました。

つみたてで相場について行く方が得意な人もいるでしょうから、その人に合ったやり方でやるのが長期投資を続けるコツだと思います。

個人的にはインデックス投資と逆張りは相性がよいと思っていますので、これからも機会があれば積極的に逆張りの追加投資はしていく考えです。

以下は実際にインデックス投資で逆張りしたケースの紹介です。

リーマン・ショックで逆張りしたETFのその後【インデックス投資】
2008年の金融危機リーマン・ショックで株価が暴落したときに、インデックス投資の逆張りで5本のETFを買っています。保有し続けた結果を紹介します。 インデックス投資の投資実績を知りたい人 インデックス投資で株価暴落時の対応に関心がある人 こ...
2011年円高で逆張りした外国株投信のその後【インデックス投資】
私はインデックス投資で逆張りを取り入れていて、2010〜2011年の1ドル=76円の円高時に逆張りした外国株投資信託のその後を紹介します。 インデックス投資の投資実績を知りたい人 インデックス投資で円高時の対応に関心がある人 この記事の目的...