こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。
ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。
この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。
この記事は次のような人にオススメです
- これからiDeCoを始める方
- iDeCoで北米ハイテク株へ投資したい方
この記事の目的
マネックス証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」の取扱いが始まったので紹介します。
2020年11月時点で、iDeCoからNASDAQに絞って投資できるのは主要ネット証券ではマネックス証券だけです。
北米の新興市場(成長株)、特にハイテク株に投資したい方の選択肢が増えました。
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスとは?
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス は大和アセットマネジメントが運用する投資信託です。
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 大和アセットマネジメント
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス 商品概要
ファンド情報
手数料
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申込手数料率 | なし |
---|---|---|
解約手数料率 | なし | |
信託財産留保額 | なし | |
信託報酬率 | 0.495% | |
実質コスト(2020年) | 0.579% | |
純資産総額(2020年11月17日) | 12,920[百万円] | |
設定日 | 2018年08月31日 | |
インデックス |
NASDAQ100指数
|
構成銘柄情報
順位 | 銘柄名 | 比率(%) |
---|---|---|
1 | Apple Inc | 12.00% |
2 | Amazon.com Inc | 9.80% |
3 | Microsoft Corp | 9.40% |
4 | INVESCO QQQ TRUST SERIES 1 | 8.10% |
5 | Facebook Inc A | 4.10% |
6 | Alphabet Inc A | 3.30% |
7 | Alphabet Inc Class C | 3.20% |
8 | NASDAQ 100 E-MINI 202012 | 3.00% |
9 | Tesla Inc | 3.00% |
10 | NVIDIA Corp | 2.50% |
セクター構成情報
順位 | 業種名 | 比率(%) |
---|---|---|
1 | 情報技術 | 42.60% |
2 | コミュニケーション・サービス | 17.60% |
3 | 一般消費財・サービス | 17.20% |
4 | ヘルスケア | 5.60% |
5 | 生活必需品 | 4.40% |
6 | 資本財・サービス | 1.60% |
7 | 公益事業 | 0.60% |
NASDAQ100とは?
順番に説明します。
NASDAQとは?
ナスダック総合指数とは?
NASDAQ100とは?
つまりNASDAQ100には、NASDAQから時価総額が大きくなりやすい金融セクターを除外したハイテク銘柄の影響力が強い指数という特徴があります。
構成銘柄の上位はGAFAなどで占められていて、セクター構成をみても半分以上は情報・通信産業ですね。
活用のポイント
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスには以下のような特徴があります。
変動幅が大きい
以下は主要な米国ETFの変動率の例です。
シン ボル |
標準偏差 (3年) |
名称 |
---|---|---|
VT | 17.35% |
Vanguard Total World Stock Index Fund ETF Shares
|
VTI | 18.51% |
Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF Shares
|
VWO | 18.97% |
Vanguard FTSE Emerging Markets Index Fund ETF Shares
|
QQQ | 19.96% |
Invesco QQQ Trust
|
VGT | 21.11% |
Vanguard Information Technology Index Fund ETF Shares
|
IWM | 23.03% |
iShares Russell 2000 ETF
|
標準偏差とは上下の振れ幅、つまりリスクのことで、数字が大きいほど振れ幅も大きいです。
QQQがNASDAQ100指数ですので、iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスと同じベンチマークです。
構成銘柄情報にも出ていますが、iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスにはQQQ自体が含まれています。
QQQはテクノロジーセクターETFのVGTよりはマシですが、新興国株のVWOよりも振れ幅が大きいです。
ストレートな言い方をすればハイリスク・ハイリターンな商品だと言えます。
しかしそれが悪いということではなく、そういった商品性であることを理解して用いる道具だということですね。
事実、VGTやQQQといったETFはとても人気があります。
VGTについては以下も参考にしてください。
信託報酬は高め
2020/10/22の運用報告書を見ると実質コストは0.579%で、0.495%よりも大きくなっています。
新興市場株なので0.495%という信託報酬が高すぎるとは感じませんが、その他コストを入れて0.5%を超えていますので気にはしておいた方がよいかもしれません。
実質コストはファンドの運用報告書で確認できます。
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 大和アセットマネジメント
以上のような点を理解していれば、iDeCoで北米のハイテク株に投資したいという目的に適した商品です。
個人的な意見としては、こうした投資対象を絞った商品は分散投資の観点ではポートフォリオに部分的に用いるものだと考えています。
しかし集中投資で成功して大きく資産を増やすのもロマンがありますね。
ちなみにiDeCoではありませんが、私は特定口座で中国株ETFやインド株ETFを保有しています。
インデックス投資であっても、投資家の好みに応じて自在に投資対象をアレンジすることについて私は肯定的です。
そういった意味で今回のマネックス証券のリリースはiDeCoでNASDAQに投資したいというニーズに応えたよいサービスだと思います。
【iDeCo】NASDAQ100ファンドを取扱い開始! | マネックス証券
iFree(アイフリー)で米国つみたて投資 | マネックス証券
【参考】マネックス証券の特徴は?
主要ネット証券にはそれぞれカラーがありますが、品揃えやサービスで大きな優劣はないように思います。
マネックス証券には以下のような特徴があります。
iDeCoの銘柄拡充に期待できる
主要ネット証券のなかでマネックス商品はiDeCoの取り扱い商品数がもっとも少ないです。
しかしこれは今回のNASDAQ100の取り扱い開始のように、今後も新しい商品の追加が期待できると考えることもできます。
今後、iDeCoの商品バリエーションの面ではマネックス証券がNo.1になる可能性もありますね。
米国、中国株の銘柄数No.1
マネックス証券は米国、中国の個別株の取扱銘柄数が主要ネット証券でもっとも充実しています。
米国株投資は高い人気があり、今回のiDeCoファンド以外にもNASDAQ銘柄などを取引したい人にマネックス証券は最適でしょう。
他のネット証券と同様に手数料無料ETFもあります。
仮想通貨事業に力を入れている
Coincheckはマネックスグループの仮想通貨専業会社です。
マネックス証券で口座開設すれば暗号資産CFDも利用できます。
マネックス証券はどういう人におすすめ?
以下のような人に向いていると思います。
マネックス証券はチャレンジ好きな方におすすめです。
【参考】個人型確定拠出年金(iDeCo)とは?
これからiDeCoを始める方はよろしければ以下も参考にしてください。
まとめ
今回はマネックス証券のiDeCoで取り扱いが開始された「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」を紹介しました。
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの特徴は、
iDeCoでiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを使う点については、
マネックス証券の特徴は、
iDeCoを使ってNASDAQへ投資したい人は検討してみてはいかがでしょうか。
ネット証券やiDeCoのような非課税口座は現代人にとって最強の資産運用ツールです。
もはやネット証券は老後資金の準備に不可欠で、資産運用は早く始めた人ほど圧倒的に有利ですね。