米国テクノロジーセクターETFで先進的インデックス投資【全9本】

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こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

  • 主要ネット証券で買うことができる米国テクノロジーセクターETFとしてVGT、XLKなど9本を紹介します。
  • セクターETFはつみたてNISAやiDeCoだけでは実現できない先進的なインデックス投資を可能にします。

 

そーたろー
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  • お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

 

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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

そーたろー

この記事は次のような人にオススメです

  • 米国のセクターETFに関心がある人
  • IT・テクノロジー・クラウド分野は買いだと思っている人
  • インデックス投資だけだと物足りないと感じている人

 

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この記事の目的

今回はテクノロジー分野の米国セクターETFを9本紹介します。

以下の記事でセクターETFの純資産総額を集計しており、今回紹介するテクノロジーは1位でした。

米国セクターETFでインデックス投資の退屈凌ぎ【全73本11セクター】
インデックス投資の退屈凌ぎとしてネット証券で買える米国セクターETFについて調査しました。 純資産総額やETF本数を集計して人気セクターの順位付けをしました。 米国のセクターETFに関心がある人 インデックス投資に退屈している人 この記事の...

以下は記事で集計したセクターETFの純資産総額合計です。

順位 セクター名 純資産総額合計 ETF本数
1 テクノロジー 55,301 9
2 ヘルスケア 40,184 9
3 不動産業 31,900 6
4 金融 25,035 5
5 素材 24,855 8
6 生活必需品 21,055 5
7 公益 18,036 7
8 一般消費財 17,688 5
9 資本財 17,288 7
10 エネルギー 16,257 8
11 電気通信 9,240 4

※純資産総額=百万米ドル

 

セクターETFとは?

セクターETFとは特定のセクター(業種)の企業だけで構成されたETFです。

一般的な投信・ETFは日本株、北米株、先進国株といった国や地域単位で投資しますよね。

でもセクターETFを使えば特定のセクター単位で追加的に投資することが可能です。

セクターETFはアイデア次第でインデックス投資のポートフォリオに特色を持たせることができますね。

 

米国テクノロジーセクターETFの特色

データ比較

以下は今回紹介するうちの1本VGTとその他セクターETFなどとの比較です。

※表が見切れている場合は右へスクロールできます。
分類 シン
ボル
分配
利回り
期待
リターン
(10年)
騰落率
(5年)
標準
偏差
(10年)
純資産
総額
経費率 名称
基準
VTI 1.79% 10.36% 67.11% 14.14% 140,063 0.03% バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
1306 1.95% 8.73% 9.90% 16.57% 1,253 0.11% TOPIX連動型上場投資信託
テーマ
VIG 1.78% 12.07% 71.12% 12.15% 42,573 0.06% バンガード・米国増配株式ETF
VYM 3.42% 12.04% 48.10% 12.53% 25,915 0.06% バンガード・米国高配当株式ETF
VTV 2.98% 11.55% 48.40% 13.67% 48,955 0.04% バンガード・米国バリューETF
セクター
VAW 2.16% 9.35% 29.74% 19.25% 1,535 0.10% バンガード・米国素材セクターETF
VCR 1.14% 12.54% 80.32% 17.22% 3,045 0.10% バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF
VDC 2.52% 11.54% 43.25% 11.01% 5,261 0.10% バンガード・米国生活必需品セクターETF
VDE 5.42% 2.26% -32.30% 26.27% 3,114 0.10% バンガード・米国エネルギー・セクターETF
VFH 2.91% 10.58% 45.85% 18.12% 5,669 0.10% バンガード・米国金融セクターETF
VGT 1.14% 19.75% 168.12% 16.50% 30,073 0.10% バンガード・米国情報技術セクターETF
VHT 1.50% 15.93% 54.97% 13.68% 11,045 0.10% バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF
VIS 2.00% 11.88% 48.85% 17.48% 2,668 0.10% バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF
VOX 0.95% 6.98% 29.32% 14.41% 2,350 0.10% バンガード・米国電気通信サービス・セクターETF
VPU 3.02% 10.73% 75.85% 12.37% 4,004 0.10% バンガード・米国公益事業セクターETF
XLRE 3.41% 22.50%
(※)
15.82%
(※)
4,258 0.13% 不動産セレクト・セクターSPDRファンド
  • 純資産総額は百万USドル
  • 騰落率(5年)には分配金の再投資を含む
  • 期待リターン(10年)の算出方法=直近10年の平均年率利回り+分配金利回り
  • ※3年のデータです。

 

基準のVTIと比べてテクノロジーセクターETFには以下のような特徴があります。

  • 期待リターン(10年)、騰落率(5年)が大きい
  • 標準偏差(10年)はやや高い

 

こうした特徴をひと言ででまとめると、

成長率はもの凄く高いけど、リスク(ボラティリティ)もそれなり
ボラティリティは基準のVTIよりは高いですが、期待リターンの高さを考えれば割のよい投資先かもしれませんね。

 

パフォーマンス比較

以下はVTIとVGTのグラフによる過去5年のパフォーマンス比較です。

VGTの過去5年の成長率は143.32%(年率19.46%)と、なにかの間違いかと思うほどの超高成長です。

比較対象であるVTIの過去5年の成長率は45.53%(年率7.79%)で、十分に高成長ですがVGTがスゴすぎて霞んでいますね。

こうしたパフォーマンス結果から運用利回りを逆算する方法については以下の記事で解説していますのでよろしければどうぞ。

【お役立ち情報】投信の複利リターン計算方法【Googleスプシ】
Googleスプレッドシートを使って投信やETFの複利運用によるリターンを簡単に計算する方法を紹介します。 初期投資あり/なし、つみたてNISA、iDeCoの各パターンの計算方法を解説します。 表計算ソフトを使った複利計算の方法が知りたい人...

 

活用のヒント

私はテクノロジー分野については今後も高い成長を維持するだろうと考えています。

理由はクラウド・コンピューティングの成長余地が大きいからです。

現段階はまだ世界中の企業がクラウドを使い始めたところと考えています。

例えば今回のコロナショックがきっかけで世界中でテレワーク・リモートワークが普及し出していて、これらを支える基盤はクラウドです。

【注目】新コロナでテレワーク加速、デジタルスキルの需要が高まる?
テレワークが普及するとデジタル・ITスキルの獲得が普通の人にも求めらるでしょう。 BYODやゼロトラストセキュリティなどとの関連にも触れました。 この記事の目的 現在は仕事はまだまだ会社に出勤してするもので、テレワーク(在宅勤務)はそれほど...

こうした流れは在宅勤務や自粛生活が解除されても、完全に元に戻ることはないでしょう。

また企業では従来はオンプレミス(サーバーなどのハードウェア・IT設備を自社で保有すること)が主流でした。

しかし現在はSaaS、PaaS、IaaSといったクラウド・サービスをサブスクリプションで利用する流れに変わってきています。

クラウドのサブスクリプション・ビジネスは資本集約型のストック・ビジネスですから、長期に渡って安定した収益が見込めると考えられます。

一方でテクノロジー株はボラティリティ(リスク)が大きく、上げ幅と同じく下げ幅も大きいことも特徴です。

また成長株の特徴として配当性向も低い傾向にあります。

しかしETFの特徴として、個別株が抱える倒産リスク、業績リスクなどが排除できます。

ボラティリティが高かったとしてもセクター自体の成長が継続する限り高いリターンが期待できるでしょう。

これらの特徴を考慮した上で、成長分野に厚めに投資したいといった使い方に向いていると思います。

 

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インデックス投資のお供に米国テクノロジーセクターETF

純資産総額合計1位のテクノロジー分野には次の9本が含まれます。

  • セクターETF
    1. バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)
    2. テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド(XLK)
    3. iシェアーズ グローバル・テクノロジー ETF(IXN)
  • テーマETF
    1. ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・インターネット・インデックス・ファンド(FDN)
    2. ETFMG プライム・サイバー・セキュリティ(HACK)
    3. グローバルX・クラウドコンピューティングETF(CLOU)
    4. グローバル・X・AI&ビッグデータ ・ETF(AIQ)
    5. 上場廃止:GS MotifデータイノベーションETF(GDAT)
    6. グローバル・X・サイバーセキュリティ・ETF(BUG)

純資産総額の大きな順に紹介します。

 

バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)

今回の6本のうち3本が騰落率(1年)が30%を超えていて、まず1本目がこのVGTです。

パフォーマンス良好、純資産総額と経費率も6本の中で1番良好ですので買うならVGTでしょうか。

今回紹介する6本の中で騰落率(1年)30%超えの3本は投資対象がIT・テクノロジーというセクター全体をカバーするベンチマークを採用していて以下の共通点があります。

  • 特定のIT分野に特化しないセクター全体への投資
  • インデックスが時価総額加重平均型

VGT ファンド情報

純資産総額(2020/05/29) 30,073[百万USドル]
設定日 2004/01/26
インデックス
MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス
取引所 NYSE ARCA
経費率 0.10%
分配 年4回
分配利回り 1.14%
騰落率(1年) 33.31%
騰落率(年初来) 10.84%
構成銘柄数 319

VGT 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 Microsoft Corp. 18.50%
2 Apple Inc. 18.30%
3 Visa Inc. 4.20%
4 Intel Corp. 3.80%
5 Mastercard Inc. 3.50%
6 Cisco Systems Inc. 2.70%
7 Adobe Inc. 2.50%
8 NVIDIA Corp. 2.50%
9 salesforce.com Inc. 1.90%
10 Oracle Corp. 1.80%

 

テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド(XLK)

騰落率(1年)30%超え1本目がこのXLKです。

同じく騰落率(1年)30%超えのVGTに経費率で抜かれていますが、現時点では純資産総額も同じくらいで優秀です。

XLK ファンド情報

純資産総額(2020/05/29) 29,300[百万USドル]
設定日 1998/12/16
インデックス S&P Technology Select Sector Index
取引所 NYSE ARCA
経費率 0.13%
分配 年4回
分配利回り 1.22%
騰落率(1年) 35.20%
騰落率(年初来) 11.19%
構成銘柄数 71

XLK 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 Microsoft Corporation 20.44%
2 Apple Inc. 19.44%
3 Visa Inc. Class A 5.26%
4 Mastercard Incorporated Class A 4.44%
5 Intel Corporation 4.14%
6 Cisco Systems Inc. 2.89%
7 NVIDIA Corporation 2.74%
8 Adobe Inc. 2.67%
9 salesforce.com inc. 2.49%
10 PayPal Holdings Inc 2.09%

 

iシェアーズ グローバル・テクノロジー ETF(IXN)

騰落率(1年)30%超え残る1本がIXNです。

ただしiシェアーズのセクターETFは経費率が0.46%と割高なせいか、純資産総額があまり伸びていません。

IXN ファンド情報

純資産総額(2020/05/29) 3,523[百万USドル]
設定日 2001/11/12
インデックス
S&P Global Information Technology Sector Index
取引所 NYSE ARCA
経費率 0.46%
分配 年2回
分配利回り 1.01%
騰落率(1年) 33.18%
騰落率(年初来) 9.21%
構成銘柄数 118

IXN 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 MICROSOFT CORP 16.43%
2 APPLE INC 15.62%
3 VISA INC CLASS A 4.23%
4 MASTERCARD INC CLASS A 3.57%
5 INTEL CORPORATION CORP 3.32%
6 SAMSUNG ELECTRONICS LTD 3.00%
7 TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING 2.38%
8 CISCO SYSTEMS INC 2.32%
9 NVIDIA CORP 2.21%
10 ADOBE INC 2.14%

 

ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・インターネット・インデックス・ファンド(FDN)

FDNは2020年9月に日本の主要ネット証券で取り扱いが開始されたETFです。

FDNの構成銘柄は、インターネット業界の大型かつ最も活発に売買されている米国企業を代表する40銘柄となっています。

構成銘柄の上位を見るとその方針どおり、テクノロジー×一般消費サービス×金融サービスといった面々が並んでいます。

FDN ファンド情報

純資産総額(2020/08/31) 10,544[百万USドル]
設定日 2006/06/19
インデックス ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数
取引所 NYSE ARCA
経費率 0.52%
分配 年4回
分配利回り 0%
騰落率(1年) 31.07%
騰落率(年初来) 31.82%
構成銘柄数 41

FDN 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 Amazon.com Inc 9.81%
2 Facebook Inc A 6.81%
3 PayPal Holdings Inc 5.23%
4 Netflix Inc 5.07%
5 Cisco Systems Inc 4.87%
6 Salesforce.com Inc 4.64%
7 Alphabet Inc A 4.14%
8 Alphabet Inc Class C 4.03%
9 eBay Inc 3.01%
10 Veeva Systems Inc Class A 2.84%

 

ETFMG プライム・サイバー・セキュリティ(HACK)

HACKはサイバーセキュリティに特化というかなり毛色の変わったETFです。

確か2016年頃に日本のネット証券での取扱開始のニュースを見て「おぉっ」って思ったのですが、そこまで人気は出ていないですかね。

やはり経費率0.60%がかなりお高いイメージなので仕方ないかなぁ。

HACK ファンド情報

純資産総額(2020/05/29) 1,426[百万USドル]
設定日 2014/11/11
インデックス ISEサイバー・セキュリティ指数
取引所 NYSE ARCA
経費率 0.60%
分配 年4回
分配利回り 1.43%
騰落率(1年) 17.69%
騰落率(年初来) 9.32
構成銘柄数 55

HACK 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 CISCO SYS INC 3.83%
2 SPLUNK INC 3.52%
3 ETF MANAGERS TR ETFMG SIT ULTR 3.28%
4 PALO ALTO NETWORKS INC 3.24%
5 AKAMAI TECHNOLOGIES INC 3.23%
6 PING IDENTITY HLDG CORP 3.22%
7 CLOUDFLARE INC 3.07%
8 CACI INTL INC 3.00%
9 FORTINET INC 2.97%
10 SCIENCE APPLICATNS INTL CP NEW COM 2.96%

 

グローバルX クラウドコンピューティングETF(CLOU)

CLOUはクラウド分野に特化したETFです。

CLOUも新しいので純資産総額が小さく、こちらも経費率が0.68%とかなりお高めです。

銘柄の組入比率を見ると前半の3本(IXN、XLK、VGT)は時価総額加重平均型、後半の3本(GDAT、HACK、CLOU)は均等加重型でしょうか。

時価総額加重平均型ではMicrosoftがドーンと20%くらいを占めますが、均等加重型は大体同じくらいの割合です。

均等加重型は小さな企業にも大きく賭けますので何十倍、何百倍になるような株が含まれていれば大儲けです。

一方で大穴狙い的な色合いが強いので長期投資のバイ・アンド・ホールドとの相性は微妙ですかね。

CLOU ファンド情報

純資産総額(2020/05/29) 676[百万USドル]
設定日 2019/04/16
インデックス
INDXXグローバル・クラウド・コンピューティング指数
取引所 Nasdaq
経費率 0.68%
分配 年2回
分配利回り 0%
騰落率(1年) 27.40%
騰落率(年初来) 25.97%
構成銘柄数 36

CLOU 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 SHOPIFY INC – CLASS A 5.51%
2 PAYCOM SOFTWARE INC 4.71%
3 PAYLOCITY HOLDING CORP 4.49%
4 NETFLIX INC 4.39%
5 TWILIO INC – A 4.24%
6 ANAPLAN INC 4.21%
7 ZSCALER INC 4.11%
8 XERO LTD 4.04%
9 SALESFORCE.COM INC 4.02%
10 COUPA SOFTWARE INC 3.94%

 

グローバル・X・AI&ビッグデータ ・ETF(AIQ)

AIQはグローバルXシリーズのテーマ投資ETFです。

AIとビッグデータということで最新技術に特化しています。

設定日が2018年5月、日本のネット証券の取り扱い開始が2020年7月という新しいETFです。

AIQ ファンド情報

純資産総額(2020/06/30) 50[百万USドル]
設定日 2018/05/11
インデックス Indxx・人工知能&ビッグデータ・インデックス
取引所 NASDAQ
経費率 0.68%
分配 年2回
分配利回り 0.57%
騰落率(1年) 30.01%
騰落率(年初来) 21.69%
構成銘柄数 85

AIQ 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 Meituan Dianping 4.66%
2 NVIDIA Corp 4.19%
3 Amazon.com Inc 4.09%
4 Netflix Inc 3.63%
5 Tencent Holdings Ltd 3.59%
6 Shopify Inc A 3.46%
7 Adobe Inc 3.45%
8 Microsoft Corp 3.40%
9 Facebook Inc A 2.88%
10 Salesforce.com Inc 2.84%

 

GS データイノベーションETF(GDAT)

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騰落率は先の3本よりやや劣っているものの悪くはないです。

しかし経費率が0.50%とやや高いところと、まだ新しいETFということもあり純資産総額が伸びていません。

IT・テクノロジーの中でもデータ分析・データ管理などに特化したETFですので、その分野が買いだと考える人向きですね。

GDAT ファンド情報

純資産総額(2020/05/29) 26[百万USドル]
設定日 2019/03/01
インデックス
Motif データ・ドリブン・ワールド指数
取引所 NYSE ARCA
経費率 0.50%
分配 年4回
分配利回り 0.95%
騰落率(1年) 25.85%
騰落率(年初来) 7.99%
構成銘柄数 120

GDAT 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 Microsoft Corp 3.70%
2 Intel Corp 3.30%
3 NVIDIA Corp 3.30%
4 Alphabet Inc-Cl A 3.10%
5 Apple Inc 2.70%
6 Amazon.com Inc 2.60%
7 International Business Machines Corp 2.00%
8 SAP SE 2.00%
9 Alibaba Group Holding Ltd 1.90%
10 Adobe Inc 1.80%

 

グローバル・X・サイバーセキュリティ・ETF(BUG)

BUGもグローバルXシリーズのテーマ投資ETFです。

サイバーセキュリティ特化型のETFで同じテーマ投資ETFでHACKがあります。

HACKの経費率0.60%で、BUGは0.50%ですからいくぶんお安くなっています。

BUGも日本のネット証券の取り扱い開始が2020年7月という新しいETFです。

BUG ファンド情報

純資産総額(2020/06/30) 23[百万USドル]
設定日 2019/10/29
インデックス Indxx・サイバーセキュリティ・インデックス
取引所 NASDAQ
経費率 0.50%
分配 年2回
分配利回り -%
騰落率(1年) -%
騰落率(年初来) 25.15%
構成銘柄数 29

BUG 構成銘柄情報

順位 銘柄名 比率(%)
1 Zscaler Inc 8.35%
2 Okta Inc A 6.77%
3 Fortinet Inc 6.51%
4 Palo Alto Networks Inc 5.97%
5 CrowdStrike Holdings Inc Class A 5.68%
6 Check Point Software Technologies Ltd 5.20%
7 NortonLifeLock Inc 4.77%
8 Tenable Holdings Inc 4.39%
9 Avast PLC 4.35%
10 Trend Micro Inc 4.19%

 

そーたろー
そーたろー

高成長ならリスクもOK!な強気派向きですね

 

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まとめ

今回は米国セクターETFの純資産総額合計1位、テクノロジー分野の9本を紹介しました。

個別株ではリスクが高いと考える場合でも特定の産業へ投資できるのがセクターETFです。

インデックス投資で国や地域の単位で投資するだけでなく、セクターETFも上手に使って一歩進んだ投資を検討してみてはいかがでしょうか。

その他のセクターETFについてはこちらの記事もどうぞ。

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