こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

ここはどんなブログなの?
- お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

この記事を書いたそーたろーはこんな人です。
- 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
- 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

この記事は次のような人にオススメです
- 海外ETFの分配金の再投資に関心がある人
- バンガードVTIや海外ETFに関心がある人
この記事の目的
バンガードETFは経費率がとても低く、ETFの資産規模が増えるに連れてさらに経費率を下げてくれるので、投資家から大変な人気があります。
そんな素敵なバンガードETFですが、私としては今回が初の購入になります。
日本のネット証券でバンガードETFの取り扱いが始まったのが確か2015年くらいだったと思いますので、実に5年超しでの初購入となりました。
私は売却を伴うリバランスや投信からETFへのリレー投資をしませんので、ETFを買うのは基本的にこうした追加投資に限られます。

今回は再投資の経緯をまとめました。

バンガードVTIが買えてうれしいです、わーい
VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETFとは?
ETFの概要
VTIの特徴はこんな感じです。
以下はファンドの概要です。
純資産総額(2020/03/31) | 116,235[百万USドル] |
---|---|
設定日 | 2001/5/24 |
経費率 | 0.03%/年 |
取引所 | NYSE ARCA |
分配 | 年4回 |
インデックス |
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
|
以下は組入れ銘柄の上位10位です。
バンガードVTIのファクトシートでは、個別の銘柄の組み入れ比率は公開していませんでした。
順位 | 銘柄名 |
---|---|
1 | Microsoft Corp. |
2 | Apple Inc. |
3 | Amazon.com Inc. |
4 | Alphabet Inc. |
5 | Facebook Inc. |
6 |
Berkshire Hathaway Inc.
|
7 |
Johnson & Johnson
|
8 |
JPMorgan Chase & Co.
|
9 | Visa Inc. |
10 |
Procter & Gamble Co.
|
以下は銘柄のセクター比率です。
テクノロジー、ファイナンスが高いですね。
順位 | 業種 | 比率(%) |
---|---|---|
1 | Technology | 23.10% |
2 | Financials | 18.90% |
3 | Consumer Services | 13.40% |
4 | Health Care | 13.00% |
5 | Industrials | 13.00% |
6 | Consumer Goods | 8.00% |
7 | Utilities | 3.40% |
8 | Oil & Gas | 3.30% |
9 | Basic Materials | 2.00% |
10 | Telecommunications | 1.90% |
海外ETFへの投資は必須ではない
ETFは投資信託に比べてファンドのコスト率が低いことが主なメリットになりますが、私はそこまでこだわっていませんので別に日本の投信でもよいと考えています。

私の場合はインデックス投資の初期投資で米国ETFを保有してしまっているので、発生し続ける分配金の再投資先を検討すると、結局コストが一番安い米国ETFが魅力的になりますね。
現在、投資信託のみで運用している人は、わざわざ海外ETFを買わなくもよいのではないでしょうか。
それくらい投資信託の環境は良くなっていると思います。
ただし海外ETFはインデックス投資が退屈で仕方ない、といった方の暇つぶしにはとてもおすすめですよ。

海外ETF分配金の再投資
購入代金は過去12年間、手を付けなかった海外ETFの分配金を使った再投資です。
1月にインドETFの分配金が出た記事でこの辺りのことを書いていますが、まさか2か月後に再投資の機会が来るとは思いませんでした。

上記の記事内でも書いていますが、12年間保有して全買い付け額の25%が分配金で戻ってきており、今回晴れて初の再投資となりました。
12年で25%という数字をどのように捉えるかは個人差があると思いますが、私はセーフティネットとして十分と考えています。
利益全体としては分配金以外に値上がり益もあります。
含み益に加えて分配金の再投資で原資の25%分の株数を増やせるわけですから大変ありがたいことです。
株価暴落で分配金を再投資
私はつみたてもしていますが、株価が安くなるタイミングで追加投資をする逆張り手法も取り入れています。
前回の初期投資での買い入れは2008年の株価暴落で、今回2020年の株価暴落で分配金の再投資ということになります。
赤い矢印付近でスポットの買い出動をしています。
株価暴落時ですが、私は大体-30%くらいから買い場と考えています。
下げの原因、相場の地合い、時間経過なども見ながら考えるのですが、どこで買えば良かったのかは相当後にならないとわからないですね。
逆張りに手法ついての記事を書いていますのでよかったらどうぞ。

私は株価暴落時に買い出動するのが安全性が高い投資方法で、この作戦は個人投資家の特権だと考えています。

インデックス投資の人はひたすらつみたてるのが正義であるという人もいると思いますので、ここらへんは好みの分かれるところかと思います。
つみたてと逆張り併用の資金投入方法については以下の記事で検証していますので良かったら参考にしてください。


逆張りLOVEです
VTIは手数料無料化の対象ETF
完全に忘れていましたが、米国ETFの買い付け手数料無料化が始まっていたので活用しました。

手数料が無料なので、今回はこんな感じで買い下がりで指値しました。
前回2008年は手数料の縛りで1銘柄1ショットずつの買い入れだったことを考えると、手数料を気にせずにポジションを分割できるよい時代になりましたね。
買い付け手数料が無料なので、今後については米国ETFの分配金をプールしておく必要はなくて、分配金が発生したら即VTIに再投資していく方がよい気がします。
このあたりの運用については別記事にまとめました。

指値注文が約定
一番手前の120USDの注文が3月18日に約定しました。
残りの2つの注文についても90日間有効なので、そのままにしておこうと考えていましたが、注文を出したあとで米ドルを別の用途に使うことに方針転換したため取り消しました。
このような経緯で、タイトルで「12年分」としていますが、今回VTIに再投資したのは12年分のうち60%になります。
残る40%についてはバンガードVEAの乗り換えに使用しました。

約定の後
約定してから3週間ほど経過していますが、株価はいったん反発しています。
株価の値動きは予測できませんので、現時点ではリバウンドで戻していますが、買った後さらに下げていたかもしれないし、今後二番底を試すかもしれません。
長期投資ですので買った直後に上がろうが下がろうがあまり気にしていません。
なお買ったそばから4月1日に分配金がでましたが、こちらは素直に嬉しいですね。

先のことはわかりませんなー
まとめ
バンガードETFはもともと低い経費率をさらに下げてくれる、とても優秀なファンドです。
パッシブ型(つまりインデックスのこと)の投資信託であれば分配金を出さない商品設計のものがほとんどかと思いますので、ETFの場合はこうして再投資を自分でやる必要があるため人によって好みが分かれるところでしょうか。
しかし海外ETFの使い勝手も年々向上していますので、興味のあるかたは挑戦してみるとよいでしょう。