株価暴落で海外ETFの分配金12年分をバンガードVTIへ再投資!

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こんにちは。『お金に困らない生活(インデックス投資ブログ)』管理人のそーたろー(@sotarowassyoi)です。

 

  • 海外ETFの分配金の再投資として、米国株に投資するバンガードVTIを買いました。
  • 株価暴落を利用した経緯、手数料無料化サービスの利用についても触れています。

 

そーたろー
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ここはどんなブログなの?

  • お金、投資、資産運用、副業が中心のブログです。

 

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この記事を書いたそーたろーはこんな人です。

  • 2008年から国内・海外ETF、つみたてNISA、iDeCoなどでインデックス投資をしています。
  • 2020年より米国株オプション、サラリーマン大家、副業ブログを実験中です。

 

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この記事は次のような人にオススメです

  • 海外ETFの分配金の再投資に関心がある人
  • バンガードVTIや海外ETFに関心がある人

 

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この記事の目的

バンガードETFは経費率がとても低く、ETFの資産規模が増えるに連れてさらに経費率を下げてくれるので、投資家から大変な人気があります。

そんな素敵なバンガードETFですが、私としては今回が初の購入になります。

日本のネット証券でバンガードETFの取り扱いが始まったのが確か2015年くらいだったと思いますので、実に5年超しでの初購入となりました。

私は売却を伴うリバランスや投信からETFへのリレー投資をしませんので、ETFを買うのは基本的にこうした追加投資に限られます。

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今回は再投資の経緯をまとめました。

 

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バンガードVTIが買えてうれしいです、わーい

 

VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETFとは?

ETFの概要

VTIの特徴はこんな感じです。

  • 米国の大型株、中型株および小型株に投資するETFである
  • 経費率が0.03%/年ととても低い
  • CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする

以下はファンドの概要です。

純資産総額(2020/03/31) 116,235[百万USドル]
設定日 2001/5/24
経費率 0.03%/年
取引所 NYSE ARCA
分配 年4回
インデックス
CRSP USトータル・マーケット・インデックス

以下は組入れ銘柄の上位10位です。

バンガードVTIのファクトシートでは、個別の銘柄の組み入れ比率は公開していませんでした。

順位 銘柄名
1 Microsoft Corp.
2 Apple Inc.
3 Amazon.com Inc.
4 Alphabet Inc.
5 Facebook Inc.
6
Berkshire Hathaway Inc.
7
Johnson & Johnson
8
JPMorgan Chase & Co.
9 Visa Inc.
10
Procter & Gamble Co.

以下は銘柄のセクター比率です。

テクノロジー、ファイナンスが高いですね。

順位 業種 比率(%)
1 Technology 23.10%
2 Financials 18.90%
3 Consumer Services 13.40%
4 Health Care 13.00%
5 Industrials 13.00%
6 Consumer Goods 8.00%
7 Utilities 3.40%
8 Oil & Gas 3.30%
9 Basic Materials 2.00%
10 Telecommunications 1.90%

 

海外ETFへの投資は必須ではない

ETFは投資信託に比べてファンドのコスト率が低いことが主なメリットになりますが、私はそこまでこだわっていませんので別に日本の投信でもよいと考えています。

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私の場合はインデックス投資の初期投資で米国ETFを保有してしまっているので、発生し続ける分配金の再投資先を検討すると、結局コストが一番安い米国ETFが魅力的になりますね。

現在、投資信託のみで運用している人は、わざわざ海外ETFを買わなくもよいのではないでしょうか。

それくらい投資信託の環境は良くなっていると思います。

ただし海外ETFはインデックス投資が退屈で仕方ない、といった方の暇つぶしにはとてもおすすめですよ。

【インデックス投資超ヒマすぎ問題】余暇をエンジョイするコツ8選
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海外ETF分配金の再投資

購入代金は過去12年間、手を付けなかった海外ETFの分配金を使った再投資です。

1月にインドETFの分配金が出た記事でこの辺りのことを書いていますが、まさか2か月後に再投資の機会が来るとは思いませんでした。

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2020年にインド株ETFの02836から10年ぶりに分配金を受け取り、ETFへの再投資について考察しました。 インディアETFに関心がある人 ETFの分配金の再投資に関心がある人 この記事の目的 私は2008年からインデックスファンドへの...

上記の記事内でも書いていますが、12年間保有して全買い付け額の25%が分配金で戻ってきており、今回晴れて初の再投資となりました。

12年で25%という数字をどのように捉えるかは個人差があると思いますが、私はセーフティネットとして十分と考えています。

利益全体としては分配金以外に値上がり益もあります。

含み益に加えて分配金の再投資で原資の25%分の株数を増やせるわけですから大変ありがたいことです。

 

株価暴落で分配金を再投資

私はつみたてもしていますが、株価が安くなるタイミングで追加投資をする逆張り手法も取り入れています。

前回の初期投資での買い入れは2008年の株価暴落で、今回2020年の株価暴落で分配金の再投資ということになります。

赤い矢印付近でスポットの買い出動をしています。

株価暴落時ですが、私は大体-30%くらいから買い場と考えています。

下げの原因、相場の地合い、時間経過なども見ながら考えるのですが、どこで買えば良かったのかは相当後にならないとわからないですね。

逆張りに手法ついての記事を書いていますのでよかったらどうぞ。

つみたてだけじゃないインデックス投資の逆張り手法【体験談】
私がインデックス投資でつみたて以外に逆張りも取り入れている理由を体験談を交えて紹介します。 インデックス投資で逆張りしたい人 この記事の目的 以下の記事で、株価の調整局面で追加投資する方針だ、と書いたので今回は逆張りについて書きます。 私も...

私は株価暴落時に買い出動するのが安全性が高い投資方法で、この作戦は個人投資家の特権だと考えています。

インデックス投資の逆張りは個人投資家の特権だよね【知らないと損】
個人投資家には時間的な制約がないため、相場の状況変化に合わせて保有資産を売る必要がありません。このことがインデックス投資で逆張りする個人投資家の特権になるという考え方について紹介します。 インデックス投資と逆張りの効果に関心がある人 この記...

インデックス投資の人はひたすらつみたてるのが正義であるという人もいると思いますので、ここらへんは好みの分かれるところかと思います。

つみたてと逆張り併用の資金投入方法については以下の記事で検証していますので良かったら参考にしてください。

つみたて投資中の株価暴落は逆張りで追加投資した方が儲かるの?
つみたて、つみたて+逆張り併用、逆張りする資金もつみたて、という3パターンから追加投資の効果を紹介します。 株価暴落時の追加投資の効果に関心がある人 この記事の目的 私の場合、インデックスファンドをつみたて投資しながら、株価が安くなったら逆...

 

そーたろー
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逆張りLOVEです

 

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VTIは手数料無料化の対象ETF

完全に忘れていましたが、米国ETFの買い付け手数料無料化が始まっていたので活用しました。

主要ネット証券で海外ETFの取引手数料無料化サービス開始【朗報】
SBI証券、楽天証券、マネックス証券の主要ネット証券でETFの取引手数料無料化サービスが始まりました。 バンガード社の低コスト海外ETFについては買付手数料無料と大変魅力的になりました。 これからインデックス投資を始める人 すでにインデック...

手数料が無料なので、今回はこんな感じで買い下がりで指値しました。

下落率はVTIの直近高値172USDからの値です。

  • 指値120USD/株(下落率-30%)
  • 指値105USD/株(下落率-39%)
  • 指値100USD/株(下落率-42%)

前回2008年は手数料の縛りで1銘柄1ショットずつの買い入れだったことを考えると、手数料を気にせずにポジションを分割できるよい時代になりましたね。

買い付け手数料が無料なので、今後については米国ETFの分配金をプールしておく必要はなくて、分配金が発生したら即VTIに再投資していく方がよい気がします。

このあたりの運用については別記事にまとめました。

海外ETFの買付手数料無料化で分配金の再投資環境が改善【要注目】
先日バンガードVTIを買い、海外ETFの買付手数料無料化の恩恵を受けました。分配金の再投資環境が改善されています。 海外ETFの分配金再投資に関心がある人 この記事の目的 私は長期的な資産構築としてインデックス投資を実践しており、投資信託と...

 

指値注文が約定

一番手前の120USDの注文が3月18日に約定しました。

残りの2つの注文についても90日間有効なので、そのままにしておこうと考えていましたが、注文を出したあとで米ドルを別の用途に使うことに方針転換したため取り消しました。

このような経緯で、タイトルで「12年分」としていますが、今回VTIに再投資したのは12年分のうち60%になります。

残る40%についてはバンガードVEAの乗り換えに使用しました。

海外ETFをiシェアーズEFAからバンガードVEAへ乗り換えたよ
約12年保有したiシェアーズEFAからバンガードVEAに乗り換えることで経費率を0.32%から0.05%まで下げることができました。 海外ETFの乗り換えに際して検討した点について解説します。 これから海外ETFに投資したいと考えている人 ...

 

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約定の後

約定してから3週間ほど経過していますが、株価はいったん反発しています。

株価の値動きは予測できませんので、現時点ではリバウンドで戻していますが、買った後さらに下げていたかもしれないし、今後二番底を試すかもしれません。

長期投資ですので買った直後に上がろうが下がろうがあまり気にしていません。

なお買ったそばから4月1日に分配金がでましたが、こちらは素直に嬉しいですね。

 

そーたろー
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先のことはわかりませんなー

 

まとめ

バンガードETFはもともと低い経費率をさらに下げてくれる、とても優秀なファンドです。

パッシブ型(つまりインデックスのこと)の投資信託であれば分配金を出さない商品設計のものがほとんどかと思いますので、ETFの場合はこうして再投資を自分でやる必要があるため人によって好みが分かれるところでしょうか。

しかし海外ETFの使い勝手も年々向上していますので、興味のあるかたは挑戦してみるとよいでしょう。